屋根修理は工事保険に加入している業者に依頼しよう

保険

屋根修理業者は日本全国にたくさんありますが、どの業者を選択するかは様々な決め手があると思います。

工事金額なのか?実績なのか?技術なのか?屋根材なのか?人柄なのか?など、多岐に渡りますし、価値観によって異なります。

その中で、必ずこの条件は満たしておきたい項目の一つに、「工事保険の加入」が挙げられます。

工事保険は、万が一屋根修理中に外壁に傷をつけてしまった、車に足場をぶつけてしまったなどの際にその費用を賄ってくれる保険です。

何故屋根修理は工事保険加入の業者に依頼するべきなのか、を解説します。

工事保険とは?

工事保険は屋根修理加入の業者に依頼しよう

まず工事保険について解説します。工事保険は、屋根修理業者が加入するべき保険です。

屋根修理を含む建築工事の際に、万が一モノに傷をつけてしまった場合に保険会社から修理費用がおりる保険です。

法人、個人事業主関わらず、工事保険に加入していない業者は有事の際に自分で補償をしないといけません。

そのリスクを抑えるために、ほとんどの屋根修理業者は工事保険に加入しています。

工事保険に加入していない屋根修理業者は有事の際にどうなる?

最近独立した若い方が経営する屋根修理業者、年間売上数百万円程度の個人事業主の屋根職人さんの中には、実際に工事保険非加入の方もおられます。

そのような方々は、もちろん大きな損害を与えてしまった場合はご自身で弁償となります。

ただ車や家の根幹部分への損害となると、本当にその方々は弁償できるほどの経済力はあるのでしょうか?

またいざ弁償を求めると、「契約書にはそんなことは書いていない」、「弁償するとは言ってない」と言われてしまうリスクもあります。

例え契約の際に「何かあったら弁償します」と言われても、完全に信頼するのは危険です。またそもそも契約書もなしで工事依頼を受ける屋根修理業者もおられるため、必ず工事保険加入の有無を事前に確認しましょう。

そもそも工事保険に加入していない屋根修理業者はリスク回避をしっかり考えていない無計画な証拠です。いくら腕が良くても屋根修理は何が起こるかわかりません。

屋根工事は高所の作業であり、天気の影響にも大きく左右されます。腕の良し悪しでは解決できない問題も起こりますので、繰り返しになりますが必ず工事保険に加入している屋根修理業者に依頼しましょう。

作業中に通行人に怪我を負わせてしまった場合の保険もある

屋根修理は当然屋根の上に上がって施工を行います。非常に危険です。

屋根職人の落下事故、死亡事故はいつまで経ってもなくなりません。もちろん屋根修理業者側のそのようなリスクは業者側で注意することですが、一つそれに付随してよくある事故があります。

それは道具などの落下により、通行人に怪我をさせてしまうことです。高いところから重い道具や資材などが当たると最悪の場合死に至ることもあります

これは請負業者賠償責任保険という保険です。この保険に加入している業者であれば、万が一通行人に怪我を負わせてしまった場合も保険が効きます。

ただ保険は出ますが、人に怪我を負わせるのは非常に負い目を感じると思います。そのためいくら保険に入っていても、安全管理をしっかり行う屋根修理業者を選ぶことが大切です。

屋根修理の施工ミスによる補償は工事保険の対象?

工事保険は一括りに言うことが多く、上記の請負業者賠償責任保険など細かく保険対象も分かれています。(量が多いため、ここでのすべての詳しい説明は控えます)

そのような工事保険の中で、施工ミスによる損害補償をしてくれるのはPL保険(生産物賠償責任保険)です。

この保険は屋根修理の施工ミスにより、雨漏りや屋根材の落下により通行人に被害があった場合に補償されるものです。

もちろん施工不良自体は補償外ですので、その際は屋根修理業者に対応してもらいましょう。(そのアフターサービスがあるか契約の際はしっかり確認しましょう)

屋根職人直営店ではない、街のリフォーム屋さんに屋根修理を依頼する際には気を付けること 保険適用外になることも?

屋根職人直営店とは、社長、オーナーが屋根職人出身(または本人も現場に出ている)であり、従業員も屋根職人の業者です。(屋根修理の匠はこちらに該当する業者のみ登録頂いております。)

こちらは全て自社職人にて施工を行うため、工事保険に入っていれば有事の際は保険対象ですので安心です。

保険対象外になりかねないパターンは、工事の受注までを行い、あとは下請け業者に全て丸投げするリフォーム会社の場合です。

そのリフォーム会社が工事保険に入っていない、下請け業者が入っていると思っていた、は稀に起きることです。

順番に解説します。

屋根修理を依頼する先は、大きく三つに分かれます。

一つ目はハウスメーカーです。

大手ハウスメーカーのほとんどはリフォーム業界に参入しています。そのため屋根の寿命時期前になると営業マンから営業連絡が来ます。

大手ハウスメーカーも自社の屋根職人は基本的に在籍していませんが、下請けとして業者登録するためには一定の審査を設けています。そのため工事保険に入っていないような屋根修理業者はさすがに下請けには指定しません。そのためハウスメーカーに依頼をしたけど保険に入っていなかった、ということはまず有り得ないと思って良いでしょう。

ただそれを管理するコストや莫大な広告費用、営業マンの人件費が必要ですので、ハウスメーカーの屋根工事費用は、職人直営店の約2倍です。

そして注意が必要なのは、二つ目の街のリフォーム屋さんです。

街のリフォーム屋さんのほとんどは営業会社です。

営業マンをたくさん雇い入れ、訪問販売などにより屋根リフォームの提案をする。そして契約まで辿り着けば、あとは利益を抜いて下請けの屋根修理業者に工事を丸投げです。

ハウスメーカーと体系は同じなのですが、一つ怖いのが「下請けの屋根修理業者が工事保険に加入しているか?」についてです。

もちろんほとんどの屋根修理業者は工事保険に加入しており、リフォーム屋さんも保険加入は必ず行うことをお願いしている場合が多いです。

というのもリフォーム屋さんは基本的に屋根修理以外の建築工事も全て請け負います。工事ごとにリスクは異なりますし、全ての建築工事に対するリスクを想定してパーフェクトに保険加入しているお店は多くありません。リフォーム屋さんが儲かるためには、お客様から一円でも多く貰い、下請け業者に一円でも安く工事をお願いすることで稼ぎます。これ自体は仕方のないことですが、問題は経費削減の視点がより見えやすい事業体質のため、保険の加入はあまり好意的ではありません。そのため保険加入は下請け業者にお願いすることが多いです。

つまりリフォーム屋さんが下請け業者にちゃんと保険に入っていることを把握できていれば良いのですが、昨今はとにかく職人不足です。特に高い技術が求められる大工や、危険を伴う屋根職人は本当に減っています。そうなると、リフォーム屋さんは常に下請け業者を探す必要があります。しかし受注した屋根工事の納期は待ってくれません。そして会社に売り上げを作らなくてはなりません。

そうなると、いちいち本当に保険加入かどうかを全てチェックしてから下請けに入ってもらうことを省くお店も実際にはあります。そしていざ事故が起こってしまった際に保険に入っていなかったことがわかり、大きなトラブルになるのです。このような背景から街のリフォーム屋さんに屋根修理を依頼することはあまりお勧めはできません。

そして三つ目が、屋根職人直営店に屋根修理を依頼することです。

小規模店がほとんどですので、必ず工事保険加入の有無は確認しましょう。工事保険に入っているのであれば、後は技術力や人柄の相性が良いのであれば安心して依頼しましょう。

ただ小規模事業者な故、アフターフォローについてはしっかり確認しておく必要があります。

工事金額もハウスメーカーや街のリフォーム屋さんのように工事代金以外のコスト(広告費用や営業マンの人件費)がない(少ない)ため、比較的お安く対応頂けるのが相場です。

屋根修理の匠に掲載されているお店は全て屋根職人直営店です。安心してご依頼ください。

 

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