ダンネツトップシリーズってどんな屋根材？特徴やメリット・デメリットを徹底解説

屋根のリフォームを考えるときでの悩みどころは「どの屋根材にするか？」ということではないでしょうか？
今後のライフスタイルを考え適正な屋根材を選ぶのは結構悩みどころです。
耐熱性、遮音性、耐震性、コスト、施工後のランニングコスト…考える点は様々です。
そんな中で「どんな屋根材がいいのか？」と考えているときに「ダンネツトップシリーズ」という屋根材を候補として施工業者から聞いたことがある人もいるのではないでしょうか？
しかしながら、「ダンネツトップシリーズ」と言われてもピンとこない方も多いはずです。
今回はそんな「ダンネツトップシリーズ」の紹介をさせていただきます。
特徴、種類、メリット、デメリットからおすすめの人まで説明します。
屋根のリフォームをお考えの際には是非参考にしてください。

ダンネツトップシリーズとは？

「ダンネツトップシリーズ」は、株式会社セキノ興産が販売している耐久性、断熱性、遮音性も優れているうえにリーズナブルな価格設定のうれしい屋根材のひとつです。
株式会社セキノ興産は、富山県富山市に本社を置く住宅機器・建築資材・太陽光発電システムなどを販売する会社です。

ダンネツトップシリーズの特徴

「ダンネツトップシリーズ」は、株式会社セキノ興産が販売している耐久性、断熱性、遮音性も優れているうえにリーズナブルな価格設定のうれしい屋根材のひとつです。
特徴は「ガルバリウム鋼板」でできており、耐久性が高くメーカー塗膜保証までついています。
色のバリエーションが多く、お好みに合わせて設置することが可能です。
「ガルバリウム鋼板」とは、40年ほど前に登場した「錆びにくい耐震屋根材」のこと。
鉄の表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンのメッキを施したもので、それまで金属屋根材の主流であった「トタン屋根」に比べて錆びにくいため急速にとって変わった屋根材です。
「トタン屋根」はメッキに使う成分が「亜鉛のみ」であり「ガルバリウム鋼板」は「アルミニウム55％、亜鉛43.4％、シリコン1.6％」という配合になっており、アルミニウムの耐食性加わることで長期にわたって錆を防いでくれて美感が落ちにくくなっています。
「ガルバリウム鋼板」の耐用年数は30年〜40年といわれており、「トタン屋根」ととって変わったのも納得です。

ダンネツトップシリーズ種類

「ダンネツトップシリーズ」にはどのようなものがあるでしょうか。
「ダンネツトップシリーズ」は4種類あり、長さや断熱材の有無などで変わってきます。
・ダンネツトップ6−1ワイド
・ダンネツトップ8-1・6-1・4-1
・ダンネツトップS&Sルーフ
・ダンネツトップS&Sルーフワイド

ダンネツトップ6−1ワイド

ダンネツトップ6−1ワイドは、6枚で1坪の定尺板で、本体同士を直接締結することで頑強な工法ほ実現しています。
また、ワイドな働き巾により、スピーディな施工を実現。
「カバー工法」と「キャッチ工法」に対応しているためリフォームには最適といえます。
オプションで「雨音低減仕様」が可能。

ダンネツトップ8-1・6-1・4-1

作業効率を高める屋根本体・ジョイントの一体型定尺板です。
ガルバリウム鋼板+断熱材で、断熱性・遮音性・強度に優れており、軽量なため耐震性も非常に高い。
オプションで「雨漏低減仕様」が可能。

ダンネツトップS&Sルーフ

重ね性を重視してシンプルな嵌合形状になっています。
また、端部は二重折りと立体曲げ加工を施して、強度と防水性を確保。
オプションで「雨音低減仕様」が可能。

ダンネツトップS&Sルーフワイド

葺き方向と重ね代を自由に決められ、重ね代で余った屋根材を吸収できて廃材の削減につながる自由な施工性。
シンプルな三角形状がストレスのないかん合を実現しています。
さらに、既存カラーベスト屋根に重ねて葺く「カバー工法」が可能なため、リフォームに最適な仕様。
オプションで「雨音低減仕様」が可能。

ダンネツトップシリーズのメリット

「ダンネツトップシリーズ」のメリットを紹介します。
メリットは以下の4点です。

・色のデザインが豊富
・災害に強い
・高い耐久性
・リフォームに最適

色のデザイン性が豊富

「ダンネツトップシリーズ」は色のバリエーションが多く、自分の好みに合わせやすいことは非常にメリットです。
シリーズや色によって多少年数の違いはありますが、「塗膜保証」があるところは非常にうれしいところ。
色は「ブラック」「ダークブルー」「ダークグリーン」「ロクショウ」「チャコールグレー」「ギングロ」「ブラウン」「レッド」「耐摩シルバー」「耐摩シルバーブラウン」「テラコッタ」「ブラックパール」「シルバーブラック」「グリーン」などがあります。

災害に強い

軽量なのはもちろんですが、頑丈な止め付けを行うので、地震などの災害に非常に強いというポイントがあります。
地震の多い日本では安心して施工できる屋根です。耐震リフォームをかんがえている方にピッタリです。

高い耐久性

「ダンネツトップシリーズ」の素材は「ガルバリウム鋼板」といわれる素材です。
「ガルバリウム鋼板」は鉄板にアルミニウム・亜鉛・シリコンの合金をメッキしたもの。鉄は錆びやすいですが、メッキをすることで酸化もしにくく錆びにくくなります。
錆びないため耐久年数が長くなるので安心して利用が可能です。

リフォームに最適

軽量なのは災害に強いだけではありません。
軽量であるために既存のカラーベストの上に重ねて葺く「カバー工法」に適しています。
そのためリフォームの際も既存の屋根材の撤去が不要なため、リフォームの際に気軽に選ぶことが可能です。

優れた断熱性と遮音性

ガルバリウム鋼板に断熱材をプラスしているので、金属屋根素材の課題の断熱性・遮音性を解消し優れた力を発揮します。

ダンネツトップシリーズデメリット

「ダンネツトップシリーズ」にデメリットはあるのでしょうか？
デメリットはこちらです。

断熱性や遮音性が想像よりも期待できない場合がある

「ダンネツトップシリーズ」は種類によって断熱材のボリュームが変わります。
そのため、断熱材のボリュームが少なくて期待通りの断熱性や遮音性が期待できない場合があります。
施工業者さんとしっかり話してから決めることがおすすめです。

ダンネツトップシリーズがおすすめな人

では「ダンネツトップシリーズ」をおすすめする人はどのような人でしょうか？
おすすめな人は以下のような人です。

・屋根の費用を抑えたい人
・耐震性を高くしたい人
・屋根に穴をあけずに太陽光発電を設置したい人

屋根の費用を抑えたい人

「ダンネツトップシリーズ」は費用を抑えたい人におすすめです。
理由は、断熱材のボリュームが少ない種類を選べることや、「カバー工法」を使って既存の屋根材の撤去が不要なため工賃などの削減に繋げられるからです。
耐久性が高いことでランニングコストも下げられ、費用は低く抑えやすいのが「ダンネツトップシリーズ」費用面でできるだけ抑えていきたい人はおすすめの屋根材といえます。

耐震性を高くしたい人

日本と地震との関係は切っても切れない関係性と言えます。
そんな地震対策として「耐震性」を高くしたい人は候補としてあげていい屋根材といえるでしょう。
これも軽量で強度の高い「ガルバリウム鋼板」を利用しているからです。

屋根に穴をあけずに太陽光発電を設置したい人

「ダンネツトップシリーズ」は、屋根に穴をあけずに太陽光パネルが取り付け可能なキャッチ工法に対応しています。
今後、太陽光発電の設置の可能性も視野に入れている人は「ダンネツトップシリーズ」はおすすめで候補に入れておいていいでしょう。

まとめ

今回は「ダンネツトップシリーズ」の特徴、メリット、デメリット、おすすめする人を紹介していきました。
価格も抑えられ、耐震性、断熱性。遮音性共に高く塗布の塗膜保証までついていることを考えると「ダンネツトップシリーズ」はリーズナブルでありながら、安心して施工できる屋根材のひとつです。
色バリエーションも多く、理想の屋根に巡り会える可能性も高くなります。
リフォームをお考えの方は候補に入れてみてはいかがでしょうか？
興味を持って詳しく知りたい方はお近くの施工業者に問い合わせてみてください。
素敵なリフォームになることを祈っています。

「屋根修理の匠」では、全国の優良な屋根修理専門業者のみをご紹介しております。

屋根の点検はもちろんのこと、屋根の状態に合わせて適切な修理をご提案可能なので、屋根や雨漏りでお困りごとがありましたら、ぜひ「屋根修理の匠」をのぞいてみてくださいね。