スーパーガルテクトと横暖ルーフの違いは?特徴やメリット、デメリットを比較

住まいのメンテナンスにおける大切なポイントのひとつが、屋根の葺き替えやカバー工法です。しかし数多く出回っている屋根材の中から、建物に最適な屋根材を選ぶことは容易なことではありません。建物や住まい方によって求められる性能や特徴は異なるため、その選択肢はますます複雑になっています。

そこで今回は、建物の重要な部位である屋根に焦点をあて、代表的な屋根材である「スーパーガルテクト」と「横暖ルーフ」を比較していきたいと思います。これらの屋根材は独自の特徴を持っており、それぞれ異なるメリット・デメリットが存在します。屋根のメンテナンスは決して安くないため、後悔のない屋根材選びをするためにも、それぞれの屋根材の特徴を丁寧に探っていきましょう。

スーパーガルテクトとは

スーパーガルテクトは、アイジー工業株式会社が誇る超高耐久の金属製屋根材です。その高い性能から、令和4年には文部科学大臣の表彰を受けています。この優れた屋根材の特徴としてまず挙げられるのが、独自の材料構成でしょう。なんといっても、屋根材と断熱材を一体化させた構造が大きなポイントといえます。これにより、非常に軽量かつ優れた遮熱性・断熱性を発揮することが可能です。

また、屋根材の表面には「超高耐久ガルバ」が採用されており、穴あきに関しては25年の長期保証を実現しています。この高い耐久性により、沿岸地域への保証も充実しています。スーパーガルテクトは、これらの高い性能と信頼性によって住まいの屋根材として幅広く採用されています。

横暖ルーフとは

横暖ルーフは、ニチハ株式会社が誇る超高耐久の金属製屋根材であり、その特徴的な機能や充実した長期保証、幅広い施工地域が魅力です。和風、洋風のどちらの住宅スタイルにもマッチし、新築はもちろんリフォームにも最適な屋根材として注目を集めています。

横暖ルーフシリーズには、全部で6つの屋根材がラインナップされています。それぞれの屋根材が異なる特徴を持っており、建物の立地や屋根の劣化状況、今後のメンテナンススケジュールや住まい方に合わせて最適な選択が可能です。このような柔軟性が、屋根リフォームにおける横暖ルーフの魅力と言えるでしょう。

スーパーガルテクトと横暖ルーフの違いを比較

スーパーガルテクトと横暖ルーフの大枠がつかめたところで、それぞれの屋根材を比較してみましょう。ここでは、スーパーガルテクトと横暖ルーフの特徴やメリット・デメリット、1㎡あたりのコストの目安などをわかりやすく表で比較してみました。

スーパーガルテクト 横暖ルーフ
特徴 • 超高耐久
• 長期保証
• 遮熱効果が高い
• 災害に強い
• 超高耐久
• 長期保証
• 断熱材一体型の屋根材
• トップクラスの断熱性能
• 豊富なラインナップ
メリット • 耐用年数が長い
• 長期保証で安心
• 光熱費削減の効果が期待できる
• 災害に強い
• カラーバリエーションが豊富
• 耐用年数が長い
• 長期保証で安心
• 断熱性が高い
• リフォームの予算や住まい方に合った屋根材を選べる
デメリット • 初期費用が高い
• 横暖ルーフに比べて選択肢が少ない
• 初期費用が高い
• 緩い勾配の屋根には施工不可
コストの目安 (㎡あたり) 7,000円 6,000〜8,000円

屋根のリフォームはコストが高額になるだけでなく、やり直しがきかないこともたくさんあります。後悔のない屋根材選びをするためにも、ここからはそれぞれの屋根材についてもう少し深掘りしていきましょう。

スーパーガルテクトの特徴

スーパーガルテクト

ここでは、スーパーガルテクトの特徴について見ていきましょう。スーパーガルテクトの特徴は以下のとおりです。

  • 超高耐久
  • 長期保証
  • 遮熱効果が高い
  • 災害に強い

それではひとつずつ解説します。

【特徴1】超高耐久

スーパーガルテクトは、屋根材の表面に超高耐久ガルバを採用しています。超耐久ガルバは防錆性に優れているため、長期間にわたり安定して性能を発揮することが期待されます。この優れた耐久性能により、屋根のメンテナンスサイクルを大幅に延ばす効果があります。その結果屋根のメンテナンスコストが削減されるため、建物の所有者にとって経済的かつ実用的な選択肢になり得るというわけです。

【特徴2】長期保証

スーパーガルテクトには、長期保証が付与されています。具体的には塗膜が15年、赤さびが20年、穴あきについては25年の長期保証となっています。このような長期保証ができる理由として、スーパーガルテクトが持つめっき層の厚さが挙げられます。スーパーガルテクトにおけるメッキ層の厚さは、一般的なガルバリウム鋼板の約1.25倍。これにより顧客満足度の高い長期保証を実現しています。

【特徴3】遮熱効果が高い

スーパーガルテクトは遮熱効果の高さも突出すべき特徴のひとつです。遮熱効果が高い理由は2つ。ひとつは、スーパーガルテクトの構造に製造元のアイジー工業独自の技術が詰まっているため。もうひとつはスーパーガルテクトの表面に遮熱性の高い塗料を採用しているためです。これらの理由により、夏は涼しく冬は暖かい住まいを実現しています。

【特徴4】災害に強い

スーパーガルテクトは軽量で建物への負担が少なく、災害に強いという特徴があります。スーパーガルテクトの重量は、1㎡あたりたった5kg。これはスレート屋根の1/4、和瓦と比較すると1/10の重さしかありません。また、アイジー工業の実施した強風実験では、65m/sを超える風速にも耐えることができました。これらのことから、スーパーガルテクトの災害に対する強さが証明されています。

横暖ルーフの特徴

つづけて、今度は横暖ルーフの特徴について見ていきましょう。横暖ルーフの特徴は以下のとおりです。

  • 超高耐久
  • 長期保証
  • 断熱材一体型の屋根材による高い断熱性能
  • 豊富なラインナップ

それでは順番に解説していきます。

【特徴1】超高耐久

横暖ルーフもスーパーガルテクト同様に、高い耐久性を誇ります。特に最上位グレードの「超耐久 横暖ルーフαプレミアムS」は、フッ素樹脂遮熱鋼板を採用し、高意匠・高機密・高断熱と三拍子そろった超高耐久の屋根材です。

【特徴2】長期保証

超高耐久の横暖ルーフには、当然のことながら長期保証が付与されています。シリーズのグレードによって性能や耐久性が異なるため、それに伴って保証期間も異なっています。たとえば、最上位グレードの「超耐久 横暖ルーフαプレミアムS」における保証期間は、塗膜が20年、赤さびが20年、穴あきが25年とスーパーガルテクトを超える長期保証となっています。しかし一方で、標準グレードの「横暖ルーフαS」における保証内容は、塗膜が15年、赤さびが20年、穴あきが25年とスーパーガルテクトと同等の保証期間となっているため、屋根材選びの際に保証内容で判別するのは困難であると言えるでしょう。

【特徴3】断熱材一体型の屋根材による高い断熱性能

横暖ルーフの屋根材は、ガルバリウム鋼板またはフッ素鋼板を採用した断熱材一体型の屋根材です。屋根材のグレードによって採用している屋根材は異なりますが、いずれの屋根材もその構造から高い断熱性能を誇っており、その性能は業界トップクラスとも言われています。

【特徴4】多彩なラインナップ

横暖ルーフには、多彩なラインナップがあるのもほかの屋根材にはない特徴のひとつと言えます。2023年現在、横暖ルーフのラインナップは以下の6種類。

製品名 特徴
超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS フッ素樹脂遮熱鋼板を採用 高意匠・高機密・高断熱モデル
超高耐久 横暖ルーフプレミアムS フッ素樹脂遮熱鋼板を採用 上質で耐久性に優れたモデル
超高耐久 横暖ルーフαS窯変 南欧風スタイル
超高耐久 横暖ルーフαS 遮熱鋼板を採用 高意匠・高機密・高断熱モデル
超高耐久 横暖ルーフS スタンダードモデル
超高耐久 横暖ルーフS 1820 スタンダードモデル6尺サイズ

屋根の劣化状況やリフォーム・メンテナンスの予算、さらには今後の住まい方などに考慮して、多彩なラインナップの中から自分に合った屋根材を選択することができます。

スーパーガルテクトのメリット

それぞれの屋根材の特徴が頭に入ったところで、次は個々の屋根材を採用するメリットについて見ていきましょう。スーパーガルテクトには、以下のようなメリットがあります。

  • 耐用年数が長い
  • 安心の長期保証
  • 光熱費削減の効果が期待できる
  • 自然災害に強い
  • カラーバリエーションが豊富

それでは、個々のメリットについて解説します。

【メリット1】耐用年数が長い

スーパーガルテクトのメリットとしてまず注目したいのが、耐用年数の長さです。屋根表面に耐久性の高い「超高耐久ガルバ」を採用しているスーパーガルテクトの耐用年数は25〜35年。建物の立地条件によって多少前後しますが、屋根塗装でよく使用されるシリコン塗料の耐用年数が10年前後であることからも、スーパーガルテクトの耐用年数の長さを実感できると思います。耐用年数の長いスーパーガルテクトに屋根を葺き替えてしまえば、当面の間は足場など大掛かりな屋根工事は必要ないため、近隣住民に迷惑をかける心配もありません。

【メリット2】安心の長期保証

耐用年数の長いスーパーガルテクトは、長期保証が付与されています。スーパーガルテクトの具体的な保証内容は、以下のとおり。

  • 塗膜:15年
  • 赤さび:20年
  • 穴あき:25年

雨風の影響から日々建物の安全を守っている屋根に対して、これだけの長期保証が付与されていることは、建物に住む側の人間にとっても大きな安心につながるでしょう。

【メリット3】光熱費削減の効果が期待できる

スーパーガルテクトは、その高い遮熱性能により家庭の光熱費を削減する効果が期待できます。具体的には、エアコンの冷暖房にかかる電気代。スーパーガルテクトの遮熱性能の高さにより、屋根からくる夏の暑さ・冬の寒さを軽減できるため、電気代削減が見込めます。

【メリット4】自然災害に強い

スーパーガルテクトは、台風や地震といった自然災害にも強さを発揮します。アイジー工業の風速実験では65m/sを超える強風に耐える強さがあるため、台風による暴風時も安心です。また、スーパーガルテクトは非常に軽量のため、その重量は和瓦の1/10。これにより建物にかかる負担を少なくするとともに、万が一巨大地震が発生した場合でも、建物の倒壊リスクを下げることができます。現在屋根が和瓦の場合には、災害対策のひとつとして風に強く軽量なスーパーガルテクトへの葺き替えを検討してみてもいいかもしれません。

【メリット5】カラーバリエーションが豊富

スーパーガルテクトはカラーバリエーションが豊富なため、建物の意匠性にこだわりたい人にもおすすめです。スーパーガルテクトのカラーバリエーションは、以下の全6色。

  • Sシェイドブラック(GT5-706)
  • Sシェイドブルー(GT3-707)
  • Sシェイドブラウン(GT5-708)
  • Sシェイドモスグリーン(GT3-710)
  • Sシェイドチャコール(GT3-711)
  • Sシェイドワインレッド(GT5-712)

スーパーガルテクトにはこれだけカラーバリエーションが豊富なため、建物全体のカラーバランスを見て、満足のいくまで意匠性にこだわることもできます。

横暖ルーフのメリット

横暖ルーフ

一方、横暖ルーフには以下のようなメリットがあります。

  • 耐用年数が長い
  • 安心の長期保証
  • 断熱性に優れている
  • 予算や住まい方に合った屋根材が選べる

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

【メリット1】耐用年数が長い

横暖ルーフは、スーパーガルテクトにも増して耐用年数の長さが際立っています。フッ素樹脂遮熱鋼板を採用したシリーズ最上位グレードの「超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS」における耐用年数は、40〜55年と言われています。建物の長寿命化が進む昨今、このような耐用年数の長い屋根材のニーズは右肩上がりの傾向にあります。

【メリット2】長期保証で安心

耐用年数でスーパーガルテクトを超える横暖ルーフには、当然のことながら長期保証が付与されています。横暖ルーフのグレードによって保証期間は異なりますが、ここでは最上位グレードの「超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS」における保証内容を見ていきましょう。「超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS」の保証内容は、以下のとおりです。

  • 変色・褪色:20年
  • 塗膜:20年
  • 赤さび:20年
  • 穴あき:25年

このように、赤さびと穴あきについてはスーパーガルテクトと同じ保証期間ですが、スーパーガルテクトの塗膜保証が15年に対して「超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS」の塗膜保証は20年。さらに「超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS」にはスーパーガルテクトにはついていない変色・褪色に対する保証が20年付与されていることがポイントです。このことから横暖ルーフの特に上位シリーズにおけるコストパフォーマンスの高さがうかがえます。

【メリット3】断熱性に優れている

断熱材一体型の屋根材である横暖ルーフは、言うまでもなく断熱性に優れています。この断熱性の高さにより建物内外の温度差を軽減し、居住者の住みやすい空間を実現しています。また二次的な効果として、断熱性の高さによる夏・冬の光熱費削減も期待できるでしょう。

【メリット4】リフォームの予算や住まい方に合った屋根材が選べる

シリーズ全体で6種類のグレードが用意されている横暖ルーフでは、リフォームの予算や住まい方に合った屋根材が選べることも大きなメリットといえます。横暖ルーフシリーズの各グレードは、以下のとおり。

  • 超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS
  • 超高耐久 横暖ルーフプレミアムS
  • 超高耐久 横暖ルーフαS窯変
  • 超高耐久 横暖ルーフαS
  • 超高耐久 横暖ルーフS
  • 超高耐久 横暖ルーフS 1820

なお、このような選択肢の多い屋根材を選ぶ際は、専門業者のアドバイスなども参考にして後悔のないように努めましょう。

スーパーガルテクトのデメリット

屋根のリフォーム・メンテナンスで屋根材を選ぶ時は、メリットだけでなくデメリットにも目を向けなければなりません。そこでここでは、スーパーガルテクトのデメリットについて見ていきましょう。スーパーガルテクトには、以下のようなデメリットがあります。

  • 初期費用が高い
  • 横暖ルーフに比べて選択肢が少ない

それでは、ひとつずつ簡単に解説します。

【デメリット1】初期費用が高い

スーパーガルテクトのデメリットとして、一般的な屋根材に比べて初期費用が高くなってしまうことが挙げられます。スーパーガルテクトの施工にあたり、1㎡あたりにかかるコストの目安はおよそ7,000円。その高い性能を考えれば納得の数字ですが、あらかじめリフォーム予算が決まっている場合などはどうしてもコスト面がネックになる可能性があります。

【デメリット2】横暖ルーフに比べて選択肢がない

スーパーガルテクトシリーズは、以下3つのグレードがあります。

  • スーパーガルテクト フッ素
  • スーパーガルテクト
  • スーパーガルテクトC

それに対して横暖ルーフシリーズは、スーパーガルテクトの倍の6グレードを展開しています。屋根材選びの際、スーパーガルテクトの3グレード展開が決して少ないと言うわけではありませんが、横暖ルーフと比べるとどうしても選択肢の少なさが際立ってしまいます。リフォームの予算に制限がある、今後の住まい方が限定的など、すべての顧客ニーズに応えるためには少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

横暖ルーフのデメリット

スーパーガルテクトにラインナップの多さで勝る横暖ルーフには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、横暖ルーフのデメリットについて見ていきましょう。横暖ルーフのデメリットは、以下のとおりです。

  • 初期費用が高い
  • 緩い勾配の屋根には施工不可

ひとつずつ順番に解説します。

【デメリット1】初期費用が高い

スーパーガルテクト同様、横暖ルーフも初期費用の高さがデメリットとして挙げられます。横暖ルーフの初期費用が高い理由は、スーパーガルテクトとまったく同じ。一般的な屋根材に比べて、性能が高いためです。しかしスーパーガルテクトの耐用年数が25〜35年に対して、横暖ルーフの最上位グレードである「超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS」の耐用年数は40〜55年。どちらも一般的な屋根材より初期費用がかかりますが、コストパフォーマンスの面では耐用年数の長い屋根材がラインナップされている横暖ルーフに分があると言えるでしょう。

【デメリット2】緩い勾配の屋根には施工不可

施工条件に制約のないスーパーガルテクトに対して、横暖ルーフには緩い勾配の屋根に施工できないという制約があります。具体的には、屋根勾配が2.5寸以上ある屋根が施工条件となるため、横暖ルーフを検討する際にはあらかじめ既存屋根の勾配をチェックしておきましょう。

スーパーガルテクトと横暖ルーフのコスト比較

ここまでスーパーガルテクトと横暖ルーフそれぞれを深掘りしてきましたが、どちらも高性能な屋根材であるということがわかったと思います。しかしその一方で、高性能な屋根材であるからこそどうしてもほかの屋根材に比べて、コストがかさんでしまうという弱点があるのも事実。そこでここでは高性能屋根材のスーパーガルテクトと横暖ルーフのコストを比較していきたいと思います。

スーパーガルテクトと横暖ルーフにかかるコストの目安は、以下のとおりです。

スーパーガルテクト 横暖ルーフ
コストの目安 (㎡あたり) 7,000円 6,000〜8,000円

このように、1㎡あたりにかかるコストの目安は、スーパーガルテクト、横暖ルーフともにほぼ変わりません。ちなみに横暖ルーフのコストに幅がある理由としては、横暖ルーフに6つのラインナップがあり屋根材によってコストが変動することが挙げられます。

この表から比較すると、コスト面についてはスーパーガルテクトと横暖ルーフ、どちらも変わり映えしないように見えます。しかしここでポイントになるのが、これらの屋根材における耐用年数。スーパーガルテクトの耐用年数が25〜35年であるのに対し、横暖ルーフの最上級グレードである「横暖ルーフαプレミアムS」の耐用年数は40〜50年と15年ほどの差があります。

これはつまり一年あたりのコストパフォーマンスは、スーパーガルテクトより横暖ルーフαプレミアムSの方が優れていることがわかります。しかし、屋根のリフォームで40〜55年の耐用年数を誇る屋根材を採用しても、建物自体が先に寿命を迎えてしまうでしょう。すなわち建物の築年数や住まい方などによって屋根材の選択は変動するため、横暖ルーフの方がコストパフォーマンスが高いとは一概に言えないことがわかります。

屋根工事の優良業者を見極めるポイント

ポイント

どんなに建物やリフォームの予算、住まい方などに合った屋根材を選んでも、施工する業者の腕が悪ければお金をかける意味がありません。屋根をリフォームをする時は、屋根材選びと同じくらい業者選びも大切です。しかし、業者選びはそんなに簡単なものではありません。

そこでここでは、屋根のリフォームで失敗しないために、屋根工事の優良業者を見極めるポイントを紹介します。屋根工事の優良業者を見極めるポイントは、以下のとおりです。

  • 屋根工事の専門業者である
  • 屋根工事の施工実績が多い
  • 顧客満足度が高い
  • 保証内容が充実している
  • アフターフォローが手厚い

【ポイント1】屋根工事の専門業者である

屋根のリフォーム・メンテナンスをする上で、屋根工事の専門業者に工事を依頼することはとても重要な要素と言えます。なぜなら屋根のリフォーム・メンテナンスをする際は、建物の構造や屋根の劣化状況、今後の住まい方などに応じて屋根材や施工方法を選別する必要があるためです。屋根材や施工方法を適切に選別するためには、屋根工事に関する専門知識を持っているだけでなく、屋根工事の専門業者に依頼することが大切。たとえば「住まいの総合リフォーム」ではなく「屋根修理の専門業者」と謳っている業者の中から選択肢を絞っていくことがポイントです。

【ポイント2】屋根工事の施工実績が多い

屋根工事の優良業者を見極める上で、これまでの屋根工事における施工実績もポイントになってきます。屋根工事の施工実績が多いということはつまり「多くのお客様の信頼を得ている」「施工の腕がいい」「屋根工事の専門知識を持っている」ということが裏付けられます。屋根の工事は施工中に予期せぬ事態が発生するケースも少なくありません。そのような非常事態では、これまでの屋根工事における経験値がものをいう場合も多々あります。屋根工事の施工実績が多いからと言って必ずしも優良業者だとは言い切れませんが、屋根工事における業者選びの最後のピースとして頭に入れておくといいでしょう。

【ポイント3】顧客満足度が高い

屋根工事の優良業者を見極める上で最大のポイントになるのが、顧客満足度の高さです。顧客満足度が高いほど、信頼できる業者であるというひとつの指標になります。なおインターネットで業者の顧客満足度を調べる際に押さえておきたいポイントは2つ。ひとつめは、業者のホームページなどに書かれた「お客様の声」は、評価の良いものだけを抜粋している可能性があるということ。ふたつめは「悪徳業者」と呼ばれるユーザー評価の低い業者は、ホームページにお客様の声を掲載しない傾向があるということです。このようにインターネットで顧客満足度を調べる際にはこれらのポイントを押さえ、良い評価と悪い評価のどちらも掲載されている客観的な口コミの多いレビューサイトを参考にしましょう。最も確実なのは、実際に施工されたお客様の声に耳を傾けることです。

【ポイント4】保証内容が充実している

ここまで解説したポイントを考慮してもまだ業者を選べないという場合には、工事の保証内容に目を向けてみましょう。屋根工事を検討する際は、工事内容や見積金額ばかりがどうしても気になってしまいますが、工事の保証内容も業者選びの大きなポイントであることに間違いありません。一概には言えませんが、優良業者であればあるほど工事の細部にまで保証が行き届いている印象があります。言い換えれば、ユーザー評価の低い業者は企業予算が不足しているため保証内容が希薄になる傾向があります。保証内容の充実具合ばかりを間に受けるのはおすすめしませんが、業者選びのポイントとして頭に片隅に入れておきましょう。

【ポイント5】アフターフォローが手厚い

工事が終わった後のアフターフォローが手厚さも業者選びに欠かせないポイントのひとつです。業者との付き合いは工事が完了したら終わりではありません。工事後も定期的な声がけや、屋根の点検を実施するなどアフターフォローが充実している業者を選びましょう。しかし工事前の打ち合わせ段階では、アフターフォローの詳細を教えてくれる業者はそう多くありません。そのため打ち合わせの際にこちらからアフターフォローに関する質問をし、その回答の良し悪しで優良業者かどうかを判断するのもいいでしょう。

まとめ

今回は、スーパーガルテクトと横暖ルーフの違いについて、特徴やメリット・デメリット、さらにコスト面などについて比較しました。

スーパーガルテクトと横暖ルーフはどちらも耐用年数が長く、屋根リフォームにおすすめの高性能な屋根材です。これらふたつの屋根材を比較すると、メリット・デメリットやコスト面など共通する点も多く、実際の屋根材選びでは専門家のアドバイスが欠かせません。

また、このような屋根材を使用した屋根リフォーム・メンテナンスは大掛かりな工事になることが多いため、信頼のおける優良業者に工事を依頼しましょう。

この記事でも優良業者を見極めるポイントを紹介しましたが、実際の業者選びに迷ってしまう人は少なくありません。そこでおすすめしたいのが本物の優良業者を紹介するサイト「屋根修理の匠」です。屋根修理の匠では、全国の優良屋根修理業者を都道府県別にランキング形式で紹介しています。スーパーガルテクトや横暖ルーフなど、屋根材選びにも真摯に相談に乗ってくれるので、ぜひ一度サイトをのぞいてみてください。

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