ウッドデッキの屋根は後付け可能!メリットやデメリット、注意点を解説します

ウッドデッキの屋根は後付け可能!メリットやデメリット、注意点を解説します

ウッドデッキ屋根の設置を検討している方で、「ウッドデッキ屋根のおすすめの種類がわからない」「そもそも屋根って後付けできるの?」と疑問に思っていませんか?

ウッドデッキの屋根は後から設置可能ですが、種類によって機能性や耐久性が変わるので、用途に合わせて慎重に判断しなければなりません。

そこで今回は、ウッドデッキ屋根のメリットとデメリット、注意点と合わせて、おすすめの種類や設置費用について解説していきます。

この記事を読めば、適切なウッドデッキ屋根の種類がわかるほか、屋根を設置する際に押さえておきたいポイントを把握できるので、最後まで読み進めてみましょう。

ウッドデッキの屋根を設置するメリット5つ

ウッドデッキの屋根を設置するメリットは、次の5つです。

⑴雨や雪の吹き込みを防ぐ

⑵日差し除けの効果がある

⑶目隠しになる

⑷ウッドデッキの耐久性が向上する

⑸室内の省エネ効果が期待できる

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

【メリット1】雨や雪の吹き込みを防ぐ

ウッドデッキ屋根を設置すれば、雨や雪の吹き込みを防ぐことが可能です。たとえば、急な雨が降ったときに洗濯物を干したままにしていたとしても、屋根があれば安心です。

【メリット2】日差し除けの効果がある

ウッドデッキの屋根は、直射日光を防ぐ効果があります。たとえばウッドデッキでくつろぐときでも、紫外線対策できる点はメリットのひとつです。また、ウッドデッキにおける夏場の気温上昇を抑える効果もあるので、ペットの遊び場や小さなお子さんが遊べるスペースとして活用できるでしょう。

【メリット3】目隠しになる

ウッドデッキの屋根は、周囲からの目隠しとして役に立ちます。特に、上部から室内への視線を遮ることができるので、隣家からの視線が気になる方は、屋根の設置を検討してみると良いでしょう。

【メリット4】ウッドデッキの耐久性が向上する

ウッドデッキ屋根を設置すれば、紫外線を抑えられるほか、雨風の吹き込みを最小限にできることから、ウッドデッキ素材の劣化を防ぐ効果が期待できます。屋根のないウッドデッキと比べて、屋根付きのウッドデッキのほうが耐久性が上がるので、ウッドデッキを長持ちさせたい方には屋根の設置がおすすめです。

【メリット5】室内の省エネ効果が期待できる

ウッドデッキ屋根の設置によって紫外線を防げることから、室内の温度上昇を抑える「省エネ効果」が期待できます。夏場の室内温度が数℃下がるので、冷房効率が格段と上がるでしょう。

ウッドデッキの屋根を設置するデメリット4つ

ウッドデッキの屋根を設置するデメリットは、次の4つです。

⑴台風や雪の影響を受けやすい

⑵定期的な掃除が必要

⑶冬場の室温が下がりやすい

⑷開放感がなくなる

順に見ていきましょう。

【デメリット1】台風や雪の影響を受けやすい

ウッドデッキの屋根は台風の突風により倒壊したり、積雪によって破損したりするリスクが高まります。風向きを考慮した設計が必要なほか、雪の多い地域では耐久性の高い屋根材を選ぶなどの対策が必要になるので覚えておきましょう。

【デメリット2】定期的に掃除が必要

ウッドデッキ屋根は汚れが溜まりやすく、定期的な掃除が不可欠となります。特に、ウッドデッキ屋根に設置された樋が詰まると、排水が溜まって劣化の進行を早める要因となるので注意しましょう。

【デメリット3】冬場の室温が下がりやすい

ウッドデッキ屋根を設置すると日差しを除ける効果がある一方、冬場の室内温度が下がりやすく、暖房効率が悪くなることも考えられます。元々日当たりの悪い場所に屋根を設置すると、なおさら室内温度が上昇しづらくなるため、屋根の設置場所は慎重に検討しましょう。

【デメリット4】開放感がなくなる

ウッドデッキ屋根を付けると、日除け効果があったり目隠し効果を期待できたりする一方、開放感がなくなるというデメリットも生じます。開放感が失われてしまわないように、屋根の位置や角度に配慮して設置しましょう。

ウッドデッキ屋根のおすすめの種類

ウッドデッキ屋根は後から取り付けることができますが、「どの種類のウッドデッキ屋根がおすすめなのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、おすすめする屋根材のポイントを押さえた上で紹介するので、設置を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

今回紹介するウッドデッキの屋根材は、以下の5種類です。

⑴テラス屋根

⑵オーニング

⑶サンシェード

⑷パーゴラ

⑸サンルーム

ひとつずつ解説していきます。

(1)テラス屋根

テラス屋根は建物の前面に張り出すように設置する屋根のことで、「ポリカ平板」や「ポリカ波板」などがあげられます。おすすめは透明感のある「ポリカ平板」。雨や日差し除け、目隠し効果がある上に、明るい空間を実現できる点は評価できるでしょう。

なお、汚れが目立ちやすいというデメリットもあるため、見栄えが気になる方は定期的な掃除が必要になります。

(2)オーニング

オーニングとは、天候や季節に合わせて折りたためるテント生地の屋根を指します。オーニングは可動式なので、日差しが強い日に開いたり、冬場の寒いときには閉じたりといった調整が可能です。

屋根の取り外しも可能なので、汚れが目立った際には水洗いもできる優れもの。ただし、ウッドデッキよりも小さいサイズのものが多いため、サイズを確認した上で設置を検討しましょう。

(3)サンシェード

サンシェードとは、窓上部から地面や柱にかけて斜めに張って設置する簡易的な屋根を指します。布製のものが多く、ウッドデッキでくつろぐ際の日除け対策にぴったりです。また、取り外しも簡単にできるので、普段のお手入れや模様替えも簡単にできます。

なおサンシェードは布製であるため、雨除けの効果はありません。また、風が強い日や広い空間には向かないので注意しましょう。

(4)パーゴラ

パーゴラとは、骨組みにつる性植物を絡ませて、茂った植物を屋根の代わりに使用するものを指します。落葉する植物を選べば、季節ごとに日差しの照らし方を調整できるでしょう。

植物を屋根の代わりに使用するため、屋根材の汚れが目立ちにくいのが特徴です。ただし、虫が発生しやすいほか、雨除けの効果が期待できない点はネックとなるでしょう。

(5)サンルーム

サンルームとは、ウッドデッキをガラスで囲って作った部屋のことを指します。ひとつの部屋として利用できるので、くつろぎスペースにしたり、ペットの遊び場として活用したりするのがおすすめです。

雨の日でも洗濯物を干せる利点もあるので、スペースの有効活用にはもってこいです。なお、夏場は暑くなりやすいほか、ガラス面の掃除が面倒に感じてしまうかもしれません。また、屋根だけでなく壁面をガラスで覆う必要があるので、設置費用が割高となります。

ウッドデッキ屋根を設置するリフォーム費用

ここからは、ウッドデッキ屋根を設置する際のリフォーム費用を紹介します。費用は選ぶ屋根素材によって変わるほか、ウッドデッキの広さや立地によっても変動するので、あくまでも目安として参考にしてください。

ウッドデッキ屋根を設置するリフォーム費用の目安は、次のとおりです。

 

設置する屋根の種類 設置費用の目安
テラス屋根 10万円〜15万円
オーニング 25万円〜50万円
サンシェード 4万円〜15万円
パーゴラ 15万円〜50万円
サンルーム 30万円〜100万円

 

ウッドデッキ屋根を設置する注意点

ウッドデッキの屋根を設置する際は、屋根の材質や大きさだけでなく、いくつかの注意点を理解した上で検討しなければなりません。注意点は、以下の2つです。

・外観が大きく変わる

・日当たりを確認する

それぞれ詳しく解説していきます。

【注意点1】外観が大きく変わる

ウッドデッキ屋根を取り付ける場合は、建物の外観や雰囲気と調和しているかどうかをチェックしましょう。屋根を取り付けると圧迫感が出てしまったり、建物とウッドデッキ屋根の色合いが合わずに浮いてしまったりするケースも考えられます。

外観を大きく変えたくない場合は、設置場所や屋根材の色に配慮し、なるべく目立たないように設置しましょう。

【注意点2】日当たりを確認する

ウッドデッキの屋根は日差し除けの効果がある一方、日当たりが悪くなると捉えることもできます。たとえば、洗濯物を干すスペースとしてウッドデッキを使用している場合は、屋根を設置する位置や角度を調整して日差しを確保する必要があります。

また、もともと日当たりのないスペースにウッドデッキの屋根を設置すると、室内温度が余計に下がってしまうため、冬場の暖房効率が悪くなるかもしれません。

日当たりを確保しつつウッドデッキ屋根を設置したい場合は、可動式の屋根を設置するといった工夫が必要になるでしょう。

まとめ

今回は、ウッドデッキ屋根のメリットやデメリット、注意点について詳しく解説しました。また、おすすめのウッドデッキ屋根の種類や設置費用についても紹介しました。

ウッドデッキ屋根は、雨や日差し除け、目隠しの効果があるほか、室内の冷房効率を良くする効果が期待できます。また、屋根を設置することで紫外線を遮るので、ウッドデッキの耐久性も向上します。

ただし、日差しが入りにくくなることで冬場の暖房効率が落ちたり、定期的な掃除が必要になったりする手間もかかるなどのデメリットも押さえておかなければなりません。

ちなみに、ウッドデッキ屋根におすすめの屋根材は以下のとおりです。

 

・テラス屋根

・オーニング

・サンシェード

・パーゴラ

・サンルーム

 

それぞれの機能性や費用を考慮した上で、適切な屋根材を選びましょう。なお、ウッドデッキ屋根を設置する際は、外観や日当たりの確認も忘れずに行いましょう。

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