天窓から雨漏りした場合の原因と修理方法は?優良修理業者の選び方も解説

天窓からの雨漏り

天窓から水滴が落ちてきて「もしかして雨漏りかも‥‥」と不安に駆られている方はいませんか?天窓は採光効果があったり、開放的な空間を演出したりする一方、雨漏りが起きやすい場所ともいわれています。一長一短である天窓は、雨漏りの「悩みの種」といっても過言ではありません。

もし天窓から雨漏りした際は、早急に原因を特定し、適切な修理を行わなければなりません。そこで今回は、天窓から雨漏りした場合の原因と修理方法、合わせて優良修理業者の選び方までわかりやすく解説します。

「天窓から水滴が落ちる原因を知りたい」「天窓から雨漏りが発生したので困っている」という方は、ぜひ参考にしてください。

天窓とは?特徴や寿命について

天窓とは屋根に設置された窓のことを指し、トップライトともいわれています。天窓は、主に採光を取り入れにくい住宅で導入されることが多いようです。

天窓のメリット・デメリット

天窓のメリットは、次のとおりです。

光が入り、部屋が明るくなる

・開放感をもたらす

・風通しがよくなる

・視線が気にならない

・省エネ効果を得られる

開閉できる天窓であれば風を取り入れられるので、室内の空気を循環させることが可能です。また、天窓は屋根に設置されるため、覗かれたり侵入されたりする心配はありません。一方、採光を取り入れられる天窓は、日中における照明器具の使用をおさえられるので省エネ効果を期待できます。

続いて、天窓のデメリットは以下のとおりです。

・雨漏りしやすい

・雨音が響きやすい

・太陽光パネルを載せづらい

天窓は、屋根に穴を空けて設置する工法が一般的なので、他の箇所と比べて雨漏りしやすい設計であるといえるでしょう。また、横に吹き込む雨がガラスに当たると、雨音が響きやすい点にも注意したいところ。さらに、天窓の設置スペースにより、太陽光パネルを搭載できる枚数も減ってしまう点には要注意です。

天窓の寿命

天窓の耐用年数は約20年とされています。もちろん、立地によっては耐用年数が縮まるケースもあるので、定期的な点検やメンテナンスが必須となります。

なお、製品の生産から20年以上経つと、交換部品を入手できないケースも考えられます。そのため、一部の部品を交換することは難しいと認識しておきましょう。

天窓から雨漏りする6つの原因

天窓から雨漏りが発生した際は、原因を特定したうえで適切な修理を施さなければなりません。したがって、雨漏り修理で大切なことは「原因を正しく判断すること」です。

天窓の雨漏りを引き起こす原因には、以下の6つがあげられます。

・コーキングの劣化

・ゴミの詰まり

・防水シートの劣化

・水切り板金の劣化

・ガラスのひび割れ

・結露の発生

では、順にくわしく見てみましょう。

コーキングの劣化

天窓は屋根材に穴を空けて設置するので、屋根と窓枠の間にどうしても隙間が生じてしまいます。そこで、屋根材と窓枠の隙間を埋める役割を果たすのが「コーキング」。しかし、コーキングは雨風や紫外線の影響で硬化し、割れたり穴が空いたりします。そして、割れた隙間から雨水が侵入して雨漏りが発生してしまいます。

ちなみに、窓枠に使われているゴムパッキンの劣化により、雨漏りが発生することもあります。ゴムパッキンはコーキングと同様、雨風や紫外線による経年劣化が原因で劣化するので、ガラス面から水がポタポタ落ちてくるケースでは、コーキングやゴムパッキンの劣化を疑いましょう。

ゴミの詰まり

天窓周辺の排水部にゴミがたまると、水が流れるべき方向の逆方向に流れてしまい、屋根材の裏側に雨水が侵入してしまいます。状態がひどくなると、天窓だけでなく屋根の下地材や室内の内装材まで修理しなければならないので、広範囲に及ぶ工事が必要です。

落ち葉や土ほこりが堆積するほか、鳥の巣が原因で排水部が詰まる危険性があるので注意しましょう。

防水シートの劣化

屋根材の下部には防水シートが敷かれています。また、窓枠は防水テープが使われることで防水機能をキープしています。しかし、防水シートや防水テープにも耐用年数があり、穴が空くことも。

防水シートや防水テープに劣化が生じると、その隙間から雨水が侵入して、屋根の裏側から雨漏りが発生するので、広範囲に及ぶ被害に注意が必要です。

水切り板金の劣化

窓枠の周囲には、屋根の裏側に水が回らないようにする「水切り板金」が設置されています。ただし、水切り板金が経年劣化により傷んでしまうと、屋根の裏側に雨水が侵入するリスクが高まるので注意しなければなりません。

一方、瓦屋根に天窓を設置している場合、屋根の裏側に水が回らないように「エプロン」とよばれる鉛シートが使われることもあります。瓦屋根に天窓を採用しているケースでは、エプロンの劣化状態も合わせてチェックしておきましょう。

ガラスのひび割れ

天窓は、台風による飛来物の衝撃でガラスが割れるケースも少なくありません。ガラスにひびが入ると、隙間から雨水が侵入する要因となるので早急に対処することが必須です。

なお、天窓に使用されるガラスは衝撃に強い強化ガラスなので、よほどの衝撃がないかぎりは割れません。とはいえ、万が一割れが生じていたら、破片でケガをするリスクも考えられるので、ガラスの状態を可能な範囲で定期的にチェックしておきましょう。

結露の発生

天窓から水滴がポタポタ落ちてくる場合、結露が原因であるケースも少なくありません。結露は断熱機能の低さが原因で発生するため、天窓で結露が発生することは十分に考えられます。

判断基準としては、雨の日以外にも水滴が落ちてくるケースでは、結露である可能性が高いとみて良いでしょう。

天窓における雨漏りの修理方法

天窓からの雨漏りは、特定した原因によって適切な修理方法が異なります。それぞれの修理方法は、次のとおりです。

・コーキングの打ち直し

・清掃

・防水シートの補修・交換

・水切り板金の交換

・天窓の交換

ひとつずつ解説していきます。

コーキングの打ち直し

屋根材と窓枠の隙間を埋めるコーキングに割れが生じた場合は、コーキングの打ち直しで対処します。コーキングの打ち直しでは、古いコーキング剤を除去したうえで、新しいコーキング剤を充填していきます。また、ゴムパッキンの劣化が見られる場合は、同時に交換をおすすめします。

なお、防水シートや水切り板金など周囲の劣化状態もきちんと確認する必要があります。万が一、コーキングの劣化以外に生じている不具合を見落とした場合は、雨漏りの再発リスクにつながるので要注意です。

清掃

天窓周辺の排水部は、オーバーフローによる雨漏りを防ぐためにも定期的な清掃が必要です。特に、家の周囲に山林がある場合は落ち葉が溜まりやすい環境であるため、ゴミ詰まりには警戒しましょう。

ただし「清掃くらいであれば自分でできそう」と考えるのは危険です。自分で作業するのは高所作業による落下リスクを伴うので、プロに依頼することが得策です。

防水シートの補修・交換

天窓周辺のコーキングの劣化が進み、屋根材の防水シートまで被害が及んでいる場合は、防水シートの交換および補修が必須です。

なお、防水シートの劣化が著しい場合や、20年以上メンテナンスをしていない場合は、天窓以外の箇所でも防水シートの劣化が進んでいると想定されます。したがって、屋根本体も傷んでいる可能性が高いので、葺き替えも検討する必要があるかもしれません。

水切り板金の交換

天窓周辺にある水切り板金が劣化している場合は、板金の交換が必要となります。ただし、防水シートやコーキングに劣化が生じている場合は、部分補修をするよりも天窓を全体的に交換したほうが得策な場合もあります。

板金だけの交換で良いのか、それとも全体的な交換をした方が良いのかどうかは、プロに判断を仰ぎましょう。

天窓の交換

部分的な補修が十分ではない場合は、天窓の交換が得策です。天窓の交換は、周囲の屋根材を撤去してから古い天窓を撤去し、新しい天窓を設置したうえで屋根材をもとに戻す作業となります。

ちなみに、天窓の交換は足場を必要としたり、屋根材を撤去する作業があったりするので、屋根工事と同時に行うことがおすすめです。屋根葺き替えと同時に天窓を交換すれば、無駄なコストを削減できるでしょう。

一方、思い切って天窓を撤去してしまうのもひとつです。前述したとおり、天窓は雨漏りを引き起こす原因となりやすい箇所であるため、雨漏りのリスクを考えると撤去したほうが良いケースもあるでしょう。

なお、天窓を撤去する場合は、屋根材を埋め込む作業が必要となります。既存と同じ屋根材を入手できるかどうかを考えると、天窓の交換と同様、屋根葺き替えを同時に行うのがおすすめです。

天窓の雨漏り修理にかかる費用相場

天窓の雨漏り修理にかかる費用は、次のとおりです。なお、下記の費用は屋根の状態や立地により変動するので、あくまでも目安として参考にしてください。

修理方法 費用の目安
コーキングの打ち直し、ゴムパッキンの交換 2万円〜10万円
清掃 3万円〜5万円
防水シートの交換 8万円〜35万円
水切り板金の交換 10万円〜25万円
天窓のガラス交換 8万円〜
天窓の交換 30万円〜

 

上記の費用を見ると、部分補修を繰り返すよりも一度に交換したほうが安く済むケースもあるとわかります。また、屋根のメンテナンスを同時に行えば、部分補修の費用を浮かすことが可能です。

部分的な補修を繰り返すことで「トータルの修理費用が高くついてしまった」ということのないように、修理方法やメンテナンススケジュールは慎重に検討しましょう。

天窓の雨漏り修理を安く抑える方法

天窓の雨漏り修理は、被害が拡大する前に早い段階で対処しなければなりません。とはいえ、まとまった修理費用を用意できないケースもあるかと思います。

そこで今回は、保険を使った雨漏り修理を安く抑える方法を紹介します。保険が適用されれば、高額な予算をかけずに修理を依頼することができるので、あらかじめチェックしておきましょう。

火災保険の利用

火災保険とは水災や風災、雪災などの自然災害が原因で修理を必要とした際に、保障を受けられる保険制度です。天窓から雨漏りした原因が自然災害によるものであれば、火災保険が適用される可能性があります。

たとえば「台風の飛来物が天窓に当たり、その衝撃でガラスが割れてしまった」というケースでは、保障される可能性が高いでしょう。

ただし、経年劣化による雨漏りは保障対象外となるので注意が必要です。

住宅瑕疵担保責任保険の利用

築10年未満の住宅で天窓から雨漏りが発覚した際は、施工不良を疑う余地があります。もし築年数が10年未満であれば、住宅瑕疵担保責任保険の対象となるので、修理費用を支払わずに済む可能性があります。瑕疵担保責任保険制度は、売主が加入している保険なので、住宅購入者は特別な手続きを必要としません。

したがって、住宅を建てた工務店やハウスメーカーに相談し、原因を追究してもらうことが重要です。そして、施工不良と判明した場合は相応の対応を求めましょう。

雨漏りが発生したら?失敗しない業者の選び方

天窓の雨漏りは「雨漏り専門修理業者」に依頼することが一般的です。しかし、一部の悪徳業者が存在することで、訪問販売による詐欺や修理に関わるトラブルが後を絶ちません。

悪徳業者によるトラブルに巻き込まれないためにも、業者選びは慎重に判断することが求められます。そこで今回は、失敗しない業者の選び方を紹介します。業者選びで後悔しないよう、すべて目を通しておきましょう。

訪問販売に注意する

昨今、突然の訪問販売による詐欺被害が相次いでいます。たとえば、無料点検という名目で屋根に上がり、意図的に屋根材を壊したうえで、あたかも以前から壊れているとみせかけて修理を提案する業者が存在します。

また「あなたの家の屋根は、このまま放置すると危険です」という具合に、具体的な原因を示すことなく、やたらと不安を煽る業者にも要注意です。

そもそも優良業者の場合は、顧客の口コミにより集客数が伸びているので、訪問販売をすることはありません。そのため、訪問販売に来る業者には疑いの目を向けるようにしましょう。

口コミや評判をチェックする

優良業者を選ぶなら、口コミや評判を必ずチェックしておきましょう。インターネットで情報を収集する場合は口コミや評判の情報元を確認し、信ぴょう性があるかどうかも見極めることが重要です。

一方、業者のホームページをチェックしたときに「お客様満足度No.1」といった宣伝文句を目にする機会があると思います。もし、そういった実績を掲げている業者がいる場合は、その実績に根拠があるのかどうかも確認しておきましょう。

相見積もりを取る

悪徳業者から高額な修理費用を請求されないためにも、あらかじめ適正な価格を知っておくことが求められます。適正な価格を見極めるためには「相見積もりを取る」ことが有効です。

相見積もりとはA社に見積書をお願いして、その見積書をB社に提示して価格交渉する方法のことを指します。相見積もりを取れば修理の相場を知れるほか、各業者の対応や実績を比較することが可能です。

一方、相見積もりを取るときは、やたらと値引きをする業者に警戒しましょう。たとえば「100万円で修理するところを、今なら30万円で承ります」という大幅な値引きをした場合、はじめに提示した100万円は果たして適正な価格であったのかどうかが疑わしくなります。

したがって「修理費用が安いから」という理由で依頼する業者を即決するのは控えましょう。

アフターフォローの有無を確認する

雨漏り修理を依頼するなら、アフターフォローが充実している業者を選ぶべきです。雨漏りにおける原因の特定や修理は難易度が高く、いくら腕の良い職人が担当した場合でも、雨漏りを100%確実に解決できるとは言い切れません。

雨漏り修理をした後、万が一雨漏りが再発した際に「業者が対応してくれない」といったトラブルを避けるためにも、アフターフォローの有無はきちんと確認しておきましょう。

まとめ

今回は天窓から雨漏りした際の原因や修理方法のほか、業者の選び方を詳しく解説しました。

天窓は光を取り入れて開放的な空間を演出できる反面、屋根に穴を空けて設置するので雨漏りのリスクが高まるというデメリットもあげられます。天窓から雨漏りすると、屋根の防水シートが劣化したり、室内の内装材まで雨漏りしたりする危険性があるので、修理業者を手配してできるかぎり早く対処しなければなりません。

ただし業者選びに失敗してしまうと、雨漏りが再発するほか、高額な修理費用を請求されるケースも起こり得るでしょう。そのため、業者を選ぶ際は口コミや評判をチェックしたり、相見積もりをとって適正な価格を見極めたりすることが重要です。

屋根修理の匠では、各都道府県の優良屋根修理業者を探すことができるので「自分で優良業者を探すのは難しそう‥‥」「天窓の雨漏り修理に精通している業者を選びたい!」という方はぜひ活用してみてください。

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