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千葉市花見川区にて屋根修理〈パミール屋根カバー工法〉
更新日：
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
千葉市花見川区にお住いのお客様より屋根修理のご依頼です。
家の屋根が捲れてしまっているので一度調査して欲しいとのご相談がありました。
現地調査に伺ったところ、既存の屋根はパミールと呼ばれる屋根材で社会問題にも取り上げられた問題のある屋根材でした。パミールは、アスベストの規制後、1996年から2008年の間に販売されていた屋根材で長期使用に検証が行われていませんでした。その為、施工後約7年ほどで屋根材がお菓子のパイのように層状剥離を起こしてしまいます。
塗装のメンテナンスが出来ないので、カバー工法にて屋根のメンテナンスをおこないました。
Before
After
施工前
パミール屋根の特徴としては、屋根材の先端（軒に向かって）部分から捲れが起こります。
そのため、塗装してもすぐに剥がれしまうので、パミール屋根の場合は塗装以外のメンテナンスが必要です。
約16年前まで製造、販売がおこなわれていた屋根材のため今でも多くのご住居で使用されております。
1996年～2008年頃に家を建てられた方は、ご自身の屋根がパミールではないか確認することをお勧めします。
施工中の様子
屋根役物の取り外し
はじめに棟板金など屋根の役物を撤去していきます。
ルーフィング施工
役物の撤去が終わった後は、防水シートを取り付けていきます。
防水シートは、屋根材から零れた雨水が屋根の下地に染み込むのを防ぐ、二次防水の役割があります。
新規屋根材施工
防水シートの上に新しい屋根材を施工していきます。
新しい屋根材には、横暖ルーフを施工しました。
板金立ち上げ加工
雨漏りが発生しやすい谷部分の施工は、屋根材に立ち上げ加工をおこないました。
こうすることで、立ち上げた部分が堤防の役割を果たし、雨水を通さないことで、雨漏りを防止します。
▷参考記事：屋根で最も雨漏りしやすい？！谷板金の役目やメンテナンスについて
屋根板金施工
最後に棟板金や谷板金を取り付けてカバー工法の完工です。
完工
問題のあった屋根から耐久性の高い屋根へと生まれ変わりました。
担当者からのコメント
この度は株式会社ハジメにご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
パミール屋根は、そのまま使用を続けてしまうと層状剥離が起こり基材（セメント）が剥き出しの状態になってしまいます。基材には防水機能がなく雨水をそのまま吸収してしまい屋根の下地を傷め、雨漏りの発生にも繋がります。
通常のスレート屋根の場合は、メンテナンス方法と屋根の塗装も選択肢に入りますが、パミールの場合は古い層が剥がれてしまうため、カバー工法か葺き替え工事が必要です。
外壁塗装と一緒に屋根塗装もしようと考えていたら、パミールだったので塗装が出来ないとご相談を頂くことも多々あります。
パミールと知ってか知らずか塗装をおこないすぐに剥がれてしまうケースもありますので、お客様自身でも無駄な出費を防ぐためにご住居の屋根材を把握しておくことは重要です。
千葉市にて屋根修理や雨漏り修理など屋根に関するお困りごとは、株式会社ハジメにお任せください！
