埼玉県さいたま市にて屋根修理・カバー工法〈ディプロマットスターの施工〉

埼玉県さいたま市にて屋根修理・カバー工法〈ディプロマットスターの施工〉 施工前
埼玉県さいたま市にて屋根修理・カバー工法〈ディプロマットスターの施工〉 施工後
埼玉県さいたま市にて屋根修理・カバー工法〈ディプロマットスターの施工〉 施工前
埼玉県さいたま市にて屋根修理・カバー工法〈ディプロマットスターの施工〉 施工後

お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、ご提案内容

築20年ほどのご住宅にて、黒ずみが付着してきたことを気にされ、ご相談頂きました。
屋根の状態から見て、これから何度も塗装メンテナンスをするより適しているであろうカバー工法をご提案。
丈夫で、強風に強い抵抗力を持つ「ディプロマットスター」という屋根材を使用致しました。
40年以上の耐用年数があり、今後のメンテナンス費用が抑えられることをご説明し、ご納得頂けました。

さいたま市にて行った屋根修理のご紹介です。

施工前

発色のきれいな屋根でしたが、築20年が経ち屋根の塗膜が劣化したことで汚れが付着してしまっております。
今すぐに使用に問題があるほどではないものの、微細な傷みが起こり始めています。
屋根材だけでなく、下地の耐用年数も近いうちに切れてしまいますので、早い段階での屋根修理をご提案させて頂きました。

施工中

足場設置

勾配の強い構造でしたので、屋根足場を組んで準備いたします。

棟板金撤去

まず、カバー工法を行う際に不要となる、古い棟板金を取り外します。

ルーフィング

棟板金撤去後の工程は、ルーフィングを敷くところからです。
「耐候性が高い」屋根材を選んでおけば、屋根材が雨漏りから守ってくれているとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際は雨水は屋根材の下に入り込みます。

一枚一枚の屋根材の間は閉じ切っておらず、わずかに隙間があるのです。施工不良などではなく、雨水が排出される隙間を設けなければ、入ってしまった水がずっと内部に溜まって腐食が起こるからです。

軒先から雨樋へと排出されるまでの間、水はこのルーフィングの上を滑り落ちます。
破れていないかが非常に重要なので、設置から15年くらい経った方は無料点検をご検討くださいね。

勾配のきつい差し掛け屋根にも、正しいサイズで裁断して敷いていきます。
実はメインの大屋根だけでなく、差し掛け屋根と外壁との接合部からの雨漏りはありがちなのです。

外壁への立ち上がりの幅を余分に取り、雨水が浸み込まないようにするのが基本。
屋根材を敷いた後、接合部には水切り板金を取り付けて保護します。

板金設置

屋根材の先に取り付ける必要がある板金もあります。

軒先の緑のものが唐草板金、屋根の端のものはケラバ板金です。
唐草板金などは、屋根のてっぺんから流れ落ちてきた雨水を、最後に雨樋に誘導するはたらきをします。
そのため、屋根材より下に取り付けることで、軒先に集まってきた水を受け止めているのです。

屋根材設置

今回、施工主様とご相談して設置に至ったのは「ディプロマットスター」です。
以下に詳しい性能やメリット・デメリットについて参考記事がございますので、よろしければご一読ください。

上の写真は、最初の一段目を敷いていっている様子です。

屋根材取り付けが半面完了した状態です。
続いてもう半面も、順に行います。

板金取り付け

棟板金

短く区切られた板金を1枚ずつ重ねるように取り付けていくことで、デザインに重厚感が出て意匠性が増します。
こちらは同じ質感ですが、ディプロマットスターのシリーズとは異なる板金も使用できます。
ご予算やお好みのデザインなどに沿って、相談してお選び頂けます。

棟板金の取り付けが完了しました。
板金同士が交わる部分は、特に注意を込めて丁寧に取り付けしています。

差し掛け屋根の板金取り付け

続いて差し掛け屋根の施工の様子です。
雨漏りリスクが高い、外壁と屋根との取り合い部分に水切り板金を取り付けます。
下地は、上の写真のようにルーフィングで守っています。

雨漏りしやすい場所5選!早めの対策で未然に防止を

写真奥から取り付けています。
手前に見えているのは貫板で、板金を固定する土台として使うものです。

下屋根の板金取り付けが完了しました。
これでようやく屋根として機能を果たせる状態になります。

完工

ここまでが全ての工程です。
今回の工事は4日ほどで完工致しました。

1枚目の写真は完工直後なので足跡の塵が着いていますが、施工主様に確認して頂けたのち、綺麗に清掃します。
ディプロマットスター特有の斑模様が特徴的で、飽きのこないデザインです。

明るすぎず、かといって暗くもない絶妙なグリーンですね。

担当者のコメント

カバー工法は、既存の屋根を撤去・廃棄するのに掛かる費用がないため、費用面での負担を抑えることができます。
ただ、劣化の進行具合によっては土台としての強度が失われて、葺き替え工事が必要な場合もあります。
どんな場合でも、お客様の理想を最大限実現できるよう、技術・コミュニケーションともに尽力しておりますので、お気軽にご相談くだされば幸いです。

 

工事の概要

現場住所 埼玉県さいたま市
施工内容 屋根カバー工法
施工箇所詳細 約20年
施工期間 4日
使用屋根材1 ディプロマットスター
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