屋根修理工事の際のお茶出しについて

屋根修理工事の際のお茶出し

屋根修理工事は、長い期間だと1か月近く掛かるものもあります。

目的は屋根修理工事をしてもらうことなので、しっかり見積、契約内容を確認すれば、後は特にお客様の方で気にする必要はありません。

ただ、たまに聞かれる質問で「工事中にお茶出しはした方が良いですか?」というものがあります。

結論、この質問に対する正しい答えはありません。

屋根修理の匠のスタッフはよく現場にも行きますが、お茶出しが行われているのは50:50くらいでしょうか。

このページでは、屋根修理工事の際のお茶出しについて解説します。

一般的に屋根修理工事の際にお茶出しをする常識はある?

まず屋根修理工事の際にお茶出しをする常識はない、ということです。

そのため、あまり気が進まない方はしなくても全く問題はありません。

要注意!地域によってはお茶出しをすることが常識?

上述した通り、一般的にはお茶出しをする常識はありません。

しかし全国の屋根修理工事の現場に出向く屋根修理の匠のスタッフの感覚ですが、田舎の方は高い確率でお茶出しがされている印象があります。

感覚的な話で恐縮なのですが、お茶出しをするかどうかは「近所の人に聞く」のが一番良いかと考えます。

例えば知人の屋根工事店に依頼した場合は、今後のお付き合いも兼ねて簡単なお茶出しはした方が良いかと思いますし、その地域で屋根工事店や工務店にはお茶出しをすることが常識、ということもあるかもしれません。

比較的都会エリアに住まれており、深いご近所付き合いの文化がない方は、お茶出しについてはどちらでも大丈夫かと思います。

都会エリアの方で、お茶出しをされる方が概ね40%くらいと感じます。

お茶出しは、お茶だけ出せば良い?

お茶出しの内容ですが、お茶だけでももちろんOKです。

地域にもよりますが、お茶出しをして頂けるだけで、好印象になることは間違いありません。

参考に、屋根修理の匠のスタッフがこれまで経験したお茶とセットで屋根職人さんに出していたものを紹介します。

ハッピーターン(亀田製菓)

嫌いな方が少ないのか、全国的に本当によく見ます。

職人さんも嬉しそうに食べているイメージがあります。

バウムクーヘン(スーパーなどに売っている比較的安いもの)

バウムクーヘンは割と職人さんが喜んでいるイメージがあります。

屋根修理工事は体力的に非常にきつい仕事ですので、糖分が有難いのかと思います。

ただ高級なものはかえって食べにくいため控えましょう。

お茶の出し方は?

これに関しても、本当にお客様によりますが、当然特に大きな問題になることはありません。

参考に紹介します。

パターン①

コップにお茶を入れて、10時と12時、15時の職人の休憩時間にお出しする。

これは全国的な建築業界の常識に近い話ですが、職人は8時過ぎから現場が始まり、10時過ぎから15分程度休憩、12時から13時まで昼休憩、15時過ぎから15分程度休憩をして、18時前に切り上げます。

その際に、3回お茶出しをされることが多いです。

または昼休憩はコンビニなどに行く職人さんも多いので、お昼は出さずに、10時と15時だけ出す方も多く見受けられます。

パターン②

セルフサービス状態で、お茶を用紙し、紙コップとゴミ箱を設置しておく。

このパターンも多いです。特に日中は共働きで家に誰もいないお客様に多く見受けられます。

職人からしても、気楽と言えば気楽です。

上述した10時と15時も休憩せず、働き続ける職人も多いので、お客様から有難い気持ちは伝わり、職人も気を使うことなく仕事に集中できます。

また12時から13時の休憩は、車の中で睡眠を取る職人も多いため、気を使わなくて済むセルフサービスを好む職人も多いです。

屋根職人のタバコについて

屋根職人の多くはタバコを嗜む方が多いです。(少しずつ減っていますが)

そしてここは価値観にもよると思うのですが、ポイ捨てや敷地内で家の中に煙が入ってきている、とかではない場合は、多少多目に見てあげるのが吉かと思います。

屋根修理工事の仕事はとにかくハードです。

夏は熱中症で全国の屋根職人の誰かが毎日のように倒れていますし、落下などしないようにかなり気を張る仕事ですので(屋根職人の落下死亡事故も多いです)、

やはり相応のストレスがあります。

自分の家をきっちりと、良い屋根工事をしてもらうために、多少のタバコについてはうるさく言わないことをお勧めします。

(もちろんお金を頂く以上最高のパフォーマンスを出すことがプロです。あくまで参考程度の話で聞いて頂ければと思います)

お茶代を渡すという気遣いも?

稀にお茶代を現金でお渡しするされる方もおられますが、結論屋根職人は高い確率で遠慮をします。

ただ毎回お茶にコップを入れてお出しするのも大変ですので、ペットボトルのお茶やスポーツドリンク、アイスコーヒーだと喜ばれます。

現金を渡すことはあまりおすすめしません。(屋根職人としても、そのお気持ちが嬉しいです。)

お茶出しは毎日してはいけない?

丁寧なお客様だと、休憩の度にお茶出しをされる方もおられます。

結論、これもおすすめはしません。

何故なら屋根職人さんはスケジュールを組んで、計画的に工事を進めています。

またお客様の現場の次も別の工事着工日が決まっていることが多く、雨天時のことも想定しながら調整しています。

もちろんその中に「お客様からのお茶出しを想定して雑談をする」というスケジュールは組み込まれていません。

そのため程々に、たまにお茶出しをして5分くらい世間話をするくらいで十分かと思います。

変に仲良くなりすぎると、万が一施工不良があった際に言いにくくなるということもあります。

屋根修理工事のお茶出しの歴史について

そもそもこのお茶出し文化は、70歳以上(2022年時点)の職人時代のものです。

背景としては、当時は近所の職人さんに家の工事を依頼することが常識でした。

そしてご近所付き合いもあるため、職人さんはお金を請求することなく、お客様も自分の家で取れた野菜や、粗品をお渡しすることが多かったようです。

それをお渡しする際に、お茶を出し、コミュニケーションを取っていたようです。

実は昔の職人は「気分が乗らないからやらない」という態度が当たり前だったようで、そのご機嫌取りのためでもあったようですね。

もちろん今はそのような職人はほとんど見受けられません。

コロナ渦ということも配慮が必要

2022年7月時点、なかなかコロナが収束しませんね。

こんなご時世ですから、お客様も屋根職人も人によってコロナの価値観は違いますよね。

そのためお茶出し含め、できる限り接触したくない方もおられます。

このあたりも考慮する必要があります。

屋根修理工事で気になることをリクエストするためにお茶出しを使う?

屋根修理工事の最中、途中で気になることや伝えたいこともあるかと思います。

そのようなときにお茶出しをして、合わせてリクエスト内容をお伝えするとスムーズかもしれません。(というか断りにくいですよね)

屋根修理工事は完工してからやり直し、というのが一番労力が掛かり、もちろん精神的にも疲れてしまいます。

稀に途中で変更などのリクエストを伝えると工事の邪魔のなるから、最後に言おう。という方もおられますが、その気遣いは逆です。

早めに言ってあげた方が、もし追加金額が必要な場合も安くしてくれたりサービスがあるかもしれません。

上手にお茶出しという文化を使い、満足度の高い工事にしましょう。

まとめ

今回は屋根工事中のお茶出しについて書かせて頂きました。

お茶出しの文化も薄れていますので、特に気にする必要はないかと思います。

ただ屋根職人との良いコミュニケーションツールになるものでもあり、また何かをお願いする手段として有効かとは思います。

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