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テラスやカーポートの屋根などでよく耳にする「ポリカーボネート」。なんだか頑丈で強いイメージがあるけど、実はくわしくは知らないという人も少なくないはず。リフォームやメンテナンスでポリカーボネートを屋根に使用する際は、メリットだけでなくデメリットについてもしっかり頭に入れておく必要があります。
そこで今回はポリカーボネートの特徴や、屋根に使用する際のメリット・デメリットなどについて解説します。またポリカーボネートと同様に、テラスやカーポートの屋根によく使われるアクリルとの違いについても掘り下げていきます。
Contents
ポリカーボネートとは、とても丈夫で透明なプラスチック材のことをいいます。ポリカーボネートは、衝撃や熱に強いのが特徴です。このような特徴からメガネやDVD、住宅関係ではカーポートの屋根材など、さまざまな製品に使用されています。
また、軽量でありながら非常に丈夫なため、防弾ガラスや安全ヘルメット、スポーツ用具などにも採用されています。
ポリカーボネートの種類は、一種類だけではありません。ポリカーボネートの種類は、以下の3つに分かれます。
ここではこれら3種類のポリカーボネートについて、ひとつずつ深掘りしていきます。それぞれの違いに注目しながら見ていきましょう。
平板ポリカーボネートとは、一枚板タイプのポリカーボネートのことをいいます。カラーバリエーションが豊富で汎用性も高いため、室内外問わずさまざまな用途に合わせて使用できるという特徴があります。
波板ポリカーボネートは、断面が波状になっているポリカーボネートのことをいいます。一見耐久性が弱そうに見えますが、意外にもその強度は平板ポリカーボネートを上回ります。また平板ポリカーボネートと同様に、豊富なカラーバリエーションがあるのも特徴のひとつです。
波状の断面を生かして雨水をスムーズに排水できるため、使用用途としてはおもに屋外利用がメインとなっています。
中空板ポリカーボネートとは、さながらダンボールの断面のような見た目をした2枚の板の間に空洞があるポリカーボネートのことをいいます。非常に軽量なのが特徴で、その軽さは平板ポリカーボネートの1/5程度。
また、断熱性や保湿性の高さも特徴で、屋根材のほかにもドアの採光部などにも使用されています。
ポリカーボネートを屋根に使用するにあたり、ポリカーボネートの特徴を押さえないわけにはいきません。そこでここではポリカーボネートの特徴について解説します。ポリカーボネートは、以下のような特徴を持っています。
・透明性が高い
・衝撃に強く割れにくい
・耐候性が高い
・吸水性が低い
・加工しやすい
・自己消火性が高い
それでは、ひとつずつ順番に見ていきましょう。
ポリカーボネートの特徴、ひとつめは透明性の高さです。ポリカーボネートは透明性がとても高く、その透明性はガラスに匹敵するほどの数値を誇っています。
ポリカーボネートの特徴、ふたつめは耐衝撃性の高さです。ポリカーボネートの耐衝撃性は、なんとガラスの200倍。衝撃に強く割れにくいため、屋根はもちろん車のヘッドランプなどにも使用されています。
耐候性の高さも、ポリカーボネートの注目すべき特徴のひとつです。ポリカーボネートは紫外線などに強く、ほかの樹脂に比べて劣化しにくいため、メンテナンスサイクルを延ばすことができます。
ほかの樹脂に比べて吸水性が低いのも、ポリカーボネートの特徴です。吸水性が低いことのメリットは、ポリカーボネートが膨張しにくいこと。これはつまり、膨張による寸法変化が起こりにくいということを意味しています。
ポリカーボネートの加工しやすさも忘れてはいけません。切削だけでなく溶接もできるため、使用用途に合わせてポリカーボネートの形状を変更できます。
ポリカーボネートの特徴、最後のひとつは自己消化性の高さです。これは、万が一ポリカーボネートに火がうつっても、それ以上火が広がらないということです。
なぜポリカーボネートは屋根によく使用されるのでしょうか?ここではその理由について解説します。ポリカーボネートを屋根に使用するメリットは、以下のとおりです。
それでは、ひとつずつ簡単に解説します。
ポリカーボネートを屋根に使用するメリットとして、まずはメンテナンスコストを節約できることが挙げられます。ポリカーボネートは、ほかの樹脂に比べて耐候性が高く、劣化しにくいという特徴があります。
このようにほかの樹脂に比べてメンテナンス時期を延長できるため、結果的に屋根材の交換というようなメンテナンスコストの削減につながります。
ポリカーボネートを屋根に使用するメリットとして、飛来物に強いことも挙げられます。前述のとおり、ポリカーボネートの耐衝撃性はガラスの200倍相当。たとえばカーポートの屋根にポリカーボネートを採用すれば、台風時に飛来物が飛んできても屋根が破損するリスクを最小限まで抑えられます。
ポリカーボネートを屋根に使用する最大のメリットと言っても過言ではないのが、施工のしやすさです。これはポリカーボネートが持つ加工性の高さや、吸水性の低さが大きく影響しています。このような特徴から、ほかの屋根材がNGな現場でもポリカーボネートなら採用できるかもしれません。
ポリカーボネートは自己消火性が高いため、万が一の火事に強いというメリットがあります。このような万が一の事態は、必ずしも自分が発生源とはかぎりません。近隣の建物が発生源になることもあるため、屋外の屋根には被害の拡大を抑制できるポリカーボネートの採用を検討するといいでしょう。
屋根によく使用されるポリカーボネートですが、残念ながらデメリットも持ち合わせています。ここではポリカーボネートを屋根に使用するデメリットについて解説します。ポリカーボネートを屋根に使用するデメリットは、以下のとおりです。
順に見ていきましょう。
ポリカーボネートには「飛来物に強い」というメリットがありますが、その一方で傷つきやすいというデメリットも持ち合わせています。ポリカーボネートが傷つきやすい理由としては、硬度がそこまで高くないことが挙げられます。
たとえばポリカーボネートの屋根に飛来物がぶつかった際、屋根が割れなくても細かい擦れや引っかき傷が残るおそれがあります。
また、ポリカーボネートには透明性が高いという特徴もあるため、このような傷が目立って屋根全体の美観を損ねてしまうこともあるでしょう。
ポリカーボネートは、薬品に弱いというデメリットがあります。ポリカーボネートは応力腐食性という性質を持っているため、長時間薬品に触れたまま放置すると変形や割れなどが発生する可能性があります。
ポリカーボネートについた汚れは、長時間放置すると取れにくくなってしまいます。ポリカーボネートのメリットである透明性の高さが損なわれてしまうため、定期的な清掃を心がけましょう。
なお清掃の際は、以下のような手順が理想的です。
ポリカーボネートは、屋根に使用されるほかの樹脂に比べるとコストが高くなる傾向があります。そのため、屋根にポリカーボネートを採用する際には、あらかじめポリカーボネートの特徴やメリット・デメリットなどをしっかり理解することが大切です。
しかし、予算がかぎられている場合や長い将来使い続けるつもりがない場合などは、ほかの選択肢も視野に入れる必要があるかもしれません。
ポリカーボネートには、反りやすいというデメリットがあります。これは、ポリカーボネートの原料であるポリカーボネート樹脂の性質に起因します。
ポリカーボネートを屋根として使用する場合は、サイズが大きければ大きいほどポリカーボネートが反りやすくなる傾向があります。そのためポリカーボネートの施工が広範囲にわたる際には、反りを予防するために補強するなどの対策が欠かせません。
ポリカーボネートと同様に、よく屋根に使用される代表的なものとしてアクリルが挙げられます。一見すると、ポリカーボネートとアクリルはどちらを屋根に使用しても問題なさそうですが、決してそんなことはありません。
そこでここでは、ポリカーボネートとアクリルの違いについて解説します。ポリカーボネートとアクリルの違いをわかりやすく表にまとめたので、ひとつずつ違いを見ていきましょう。
| ポリカーボネート | アクリル | |
|---|---|---|
| 透明度 | 87〜89% | 92〜93% |
| 耐衝撃性(割れにくさ) | ガラスの200倍 | ガラスに比べて割れにくい |
| 加工しやすさ | 切削・溶接 | 切削・溶接・曲げ・接着 |
| 燃えにくさ | 自己消火性 | 可燃性 |
| 重さ | ガラスの半分 | ガラスの半分 |
| 耐熱性 | 130℃ | 80℃ |
| 傷つきにくさ | アクリルより傷つきやすい | プラスチックの中では傷がつきにくい方に分類される |
| コスト | やや高い | 比較的安価 |
透明度は、ポリカーボネートが87〜89%に対してアクリルは92〜93%。ポリカーボネートの透明度も決して低いわけではありませんが、美観にこだわりたい場合などはアクリルを選ぶのがおすすめです。
耐衝撃性は、アクリルに比べてポリカーボネートの圧勝。ポリカーボネートの耐衝撃性は、ガラスの200倍を誇ります。
加工しやすさは、ポリカーボネートよりアクリルの方が優れています。ポリカーボネートは切削・溶接のみですが、一方のアクリルは切削・溶接に加えて曲げや接着も可能です。
燃えにくさは、アクリルよりポリカーボネートの方が優れています。ポリカーボネートは、自己消火性が高いため万が一の火事にも強さを発揮します。
重さはポリカーボネート、アクリルともにガラスの半分程度になっています。
耐熱性は、ポリカーボネートが130℃に比べてアクリルが80℃と、ポリカーボネートの方が優れています。
一般的に、ポリカーボネートよりアクリルの方が比較的傷つきにくいと言われています。
コスト面は、アクリルに比べてポリカーボネートの方が高価となっています。アクリルは比較的安価のため、リフォーム・メンテナンス予算をおさえたい場面で重宝します。
今回は、ポリカーボネートの特徴や、屋根に使用する際のメリット・デメリットなどについて解説しました。
ポリカーボネートとは、とても丈夫で透明なプラスチック材のこと。カーポートやテラスの屋根材に、広く採用されています。
ポリカーボネートには3つの種類があるため、目的にあった材料選びが欠かせません。また、ポリカーボネートにはメリットだけでなくデメリットもあるため、屋根に使用する際にはプロのアドバイスがほしいところ。
そこでおすすめなのが、本物の優良屋根修理業者がすぐに見つかるサイト「屋根修理の匠」です。屋根修理の匠では、各都道府県の屋根修理業者を紹介しているので、あなたに合った最適なポリカーボネートを選定してくれます。ポリカーボネートを屋根で使用する際は、ぜひ屋根修理の匠をチェックしてくださいね。
気になる職人さんがいれば、直接ご連絡いただくか、フォームから「ご希望の屋根修理業者」をご記入の上お問い合わせください。
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お伝えいただいた内容から、お住まいの地域の職人をご紹介します。
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台風や強風など自然災害による屋根の破損の補修には、ご加入の火災保険が適用される場合があります。
劣化が原因の雨漏りなど、原因が自然災害ではなく経年劣化である場合は適用されないためご注意ください。適応されるかどうかはご加入の保険会社にご相談ください。
簡単な補修なら数万円程度で済む場合もありますが、屋根カバー工法や葺き替えなど大規模な工事になると100万円以上かかることもあります。屋根材や劣化状況によって費用が大きく変わるため、まずは現地調査で確認することが大切です。
雨漏りが発生している場合は、すでにルーフィングシートなどの屋根の防水機能が劣化している可能性があります。そうなると野地板にも腐食が起こっている可能性も高くなり、葺き替えなど大がかりな工事が必要なことも。
そうなる前の、劣化症状に気付かれた早めの段階で点検や修理をご依頼いただくことが、家の劣化を防ぐことや費用を抑えることにつながります。早めの点検がおすすめです。
もちろん対応可能です。
『屋根修理の匠』には、今すぐ修理工事の必要が無いにも関わらず、修理の必要性を強調したり不安を煽ったりするような悪質な業者は登録されていませんので、ご安心の上お気軽にお問い合わせください。
屋根修理については、それがたとえ瓦数枚の差し替えのような小工事であっても、プロに任せるのが得策です。高所作業になるので、大きな事故や怪我のリスクがあります。
専門家ではない方が作業をすることで、かえって被害が悪化するケースもあります。
素人作業によって屋根上の水の流れが変わり、適切に水を地上に排水できなくなり雨漏りが起こった、という事例もあります。
屋根の状態や立地などによって多少前後しますが、平均的な戸建て住宅(35坪程度)であれば、
・葺き替え工事なら1週間〜10日程度
・カバー工法なら5〜7日程度
が平均的な工事日数です。
突然やってきた業者に「屋根が浮いている」「今すぐ修理しないと危険」と不安を煽られた場合、その場で契約しないようにしてください。まずは写真などで状態を確認することや、別の業者にも点検を依頼するなど、落ち着いて判断することが大切です。
屋根修理は業者によって提案内容や費用が異なることもあるため、複数の業者に相談することで状況を比較しやすくなります。
まずはお近くの屋根の専門業者に現地調査を依頼して屋根の状態がどうなっているのか、工事が必要なのか、事実を確認することをおすすめします。
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