ピッタリの屋根修理の匠は見つかりましたか?
「どの屋根修理の匠を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や屋根に対してのお悩み・ご要望などからピッタリの職人をご案内します。
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神奈川県は日本第二位の人口を誇り、県内GDPも第四位と非常に人気、パワーがある県です。
それだけではなく、みなとみらいや中華街など有名観光地から、湘南などの自然に溢れた非常に魅力のある街と言えるでしょう。
神奈川県には移住者も多く、移住希望都市は第一位が横浜市都筑区、第二位は三浦郡葉山町と、やはり海の近くで豊かに暮らすことに憧れる方は神奈川県が候補に挙がる方も多いのかと考えられます。
ここで特に移住者にとって見落としがちなデメリットを今回はお話しします。
それはズバリ塩害です。塩害は屋根を傷め、寿命を縮めます。詳しく解説します。
まずは塩害とはそもそも何か?についてお話しします。
海に含まれる塩分が海風に乗り、塩が屋根に付着することで屋根の金属部分の酸化を促します。それにより錆びの進行を早めるのです。
また塩を含む海風は、雨にも塩分を含ませます。海のすぐ近くに住む方以外でも、塩害の錆びには注意をする必要があります。
錆びの発生は屋根の穴あきに繋がり、雨漏りを引き起こしてしまう大変厄介なものです。また錆びは鋭利なものもあるため、怪我をするリスクもあります。
屋根の金属部分と言えば、真っ先に棟板金が挙げられます。また金属製のトタン屋根も非常に影響を受ける屋根材です。
また家は至る箇所で金属が使用されています。
具体的には、ベランダやバルコニーの骨組み部分、庇、玄関ドア、エアコンの室外機、雨戸、戸袋、モノによっては外壁も金属製の場合があります。
引用:東京電力塩害マップ(https://www.tepco.co.jp/pg/consignment/engineering/s-map-j.html)
オレンジ色が強塩害地区、黄色が弱塩害地区です。
少し見えにくいかと思いますので、下記に記載します。
湯河原町、真鶴町、小田原市、二宮町、平塚市、茅ケ崎市、藤沢市、鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市、三浦町、横浜市金沢区、横浜市磯子区、横浜市中区、横浜市鶴見区、川崎市川崎区
相模原市、伊勢原市、厚木市、座間市、大和市、綾瀬市、海老名市、寒川町、横浜市瀬谷区、横浜市旭区、横浜市泉区、横浜市戸塚区、横浜市栄区、横浜市保土ヶ谷区、横浜市戸塚区、横浜市港南区、横浜市西区、横浜市南区、横浜市神奈川区、横浜市港北区、川崎市中原区、川崎市幸区横浜市都筑区
上記の通り、神奈川県のほとんどのエリアが塩害地区です。
しかし、実際に大きく塩害の影響を受けると言われている距離は、海岸から2~7キロ程度、という見解もあります。
正確には、立地によって大きく異なるのが実情です。具体的には、海から建物までの間に多くの建物や高層ビルなどがあれば影響は受けにくいです。
反対に、7キロ以上距離があっても山の上の建物は塩害を受けやすいのです。
それでは屋根修理(葺き替え・カバー工法)の塩害対策についても具体的にお話しします。
屋根の塩害対策についてですが、当然塩害に強い屋根材を選定することが重要です。
そして金属屋根ではないものを選定することが重要になるのですが、塩害を除けばやはり現代は金属屋根のメリットは非常に大きいです。
瓦屋根は耐久性もありますが、現在は行政は屋根の軽量化を推進しています。理由は瓦屋根は家の負担が大きく、地震の際に家を倒壊させてしまうリスクがあるためです。(実際に阪神淡路大震災の際に瓦屋根のお家の多くが倒壊しました。)
その他にはスレート屋根がありますが、スレート屋根はアスベストが含有されなくなってから、塩害は関係なく10年と持たずにひどい劣化が社会問題になっています。
そのような中、やはり金属屋根は様々な観点からお勧めです。理想は塩害に強い金属屋根です。
実はそのような屋根材はあります。神奈川県という巨大な都市にニーズのあるものですので、やはり企業努力が目立ちますね。
商品名は、アイジー工業社のスーパーガルテクトとニチハ社の横段ルーフ、そしてケイミュー社のスーパーメタルです。
引用(京都の山口板金様のホームページ):https://yamaguchi-bankin-kyoto.com/
スーパーガルテクトは、塩害地域においても保証期間を設けています。
具体的には、海岸から5キロ以上離れたエリアは保証対象内としています。
金属屋根であるにも関わらず、何故そこまで保証を付けられるのか解説します。
スーパーガルテクトはSGL鋼板という成分で作られています。このSGL鋼板が非常に腐食防止、強度が高いのです。
元々金属屋根の主流はトタン屋根でした。最近は減りましたが、今でも色々な場所で使用されています。
そしてそのトタン屋根が更に強くなったものが、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板はメッキ鋼板で作られており、トタン屋根の3倍以上の強度があります。
このガルバリウム鋼板もアイジー工業は依然取り扱っており(現在は廃盤)、その際は塩害から500メートル以上離れていれば保証対象内でした。
そしてこのスーパーガルテクトはガルバリウム鋼板に更にマグネシウムを添加した屋根材です。
保証期間は海岸からの距離が5キロ以上であれば保証対象内(ガルバリウム鋼板と比べて10倍になっています)とのことで、
具体的には塗膜保証が15年、赤錆び保証が20年、穴あき保証が25年という非常に自信のある期間を設けています。
引用(横浜の福田総業様ホームページ):https://fukuda-sougyou-yokohama.com/achievements/1195-2/
横段ルーフはニチハ社が販売している、こちらも非常に塩害に強い屋根材です。
ニチハ社は社会問題となっているパミール屋根の販売元でもありますが、株式会社チューオーという金属サイディングを扱う企業と営業部門を統合したことにより、横段ルーフの販売を積極的に行っています。
横段ルーフはその中でも4種類あり、スーパーガルテクトと同じSGL鋼板を使用している屋根材が、横段ルーフプレミアムs、横段ルーフαプレミアムsです。
「s」はガルバリウム鋼板より強度のある、スーパーガルバリウム鋼板であることを指します。
また「α」は気密性の高いジョイント加工がおこなわれており、より気密性が高く、断熱性が強いのです。
素材がSGL鋼板の時点で非常に強度が高いですが、更に断熱性を加えたものが横段ルーフαプレミアムsです。
この横段ルーフαプレミアムsは一説によると、スーパーガルテクトより断熱性が強い、と言われています。
参考サイト:https://yane-osaka.com/column/20190425sat111111.html
こちらはケイミュー社が取り扱うSGL鋼板の屋根材です。ケイミュー社は元々スレート屋根を主力として扱っていましたが、金属屋根の有効性によりスーパーメタルを販売しています。
しかし断熱性が含まれていないため、スーパーガルテクトや横段ルーフより人気が少し落ちます。ただそれ相応の金額設定でもあるので、塩害対策をしっかり行うが、断熱性は特に必要ない方にはぴったりな屋根材です。ケイミュー社は歴史のあるメーカーですので、今後断熱性の入っているSGL鋼板屋根材や、もっと優れたもの販売する可能性も高いかと思われます。
神奈川県の魅力は塩害を上回る魅力がたくさんありますので、塩害の影響があっても本当に良い街だと感じます。
既に神奈川県に在住の方、そしてこれから神奈川県に移住を考えている方にお勧めの屋根のメンテナンス方法があります。
それは定期的な水洗いです。
月に一回、年に一回でも、真水で洗浄することで塩は落ちます。そして錆びの進行を防ぎます。
ただ屋根の上に登ることは絶対にやめましょう。大変危険です。
熟練の屋根職人でも落下事故は頻繁に起こっています。ましてや水の掛かった屋根は大変すべりやすいため、必ず屋根下から水を飛ばすように洗浄して頂くようお願いします。
神奈川県は非常に住みやすい、魅力的な街ですが、特に海岸近くに住む方は塩害と上手に付き合っていくことが大切です。
現代は塩害に強い屋根材がありますし、定期的なメンテナンスを行うことでより豊かな生活を営むことができるかと思います。
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