八王子市にて屋根修理〈スレート屋根の葺き替え工事〉

施工前

スレート屋根をご使用になられていましたが、

色が褪せており、黒カビも全体的に広がっています。
苔も大量に繁殖しているようです。

欠けや割れも多く、屋根材一枚ごと剥がれ落ちてしまっているものも…。
スレートの欠けは軽度であればコーキング材などで部分的な補修も可能ですが、劣化が進行すると屋根工事が必要となってきます。

スレート屋根の場合、薄く軽量のため、上から新しい屋根材を設置する「カバー工法」も選択肢の一つですが、苔やカビのある屋根を残したくないとのことでしたので、一度古い屋根を取り外し、下地の板から新設する「葺き替え工事」をさせていただく運びとなりました。

屋根の葺き替え工事とは？特徴やメリットなどを徹底解説

屋根のカバー工法とは？特徴やメリットなどを徹底解説

既存屋根撤去

古い屋根材をすべて撤去します。

野地板新設

野地板とは屋根材の土台となる木の板のことです。
まずは野地板を設置し、こちらに防水シートや屋根材を貼り付けていきます。

防水シート設置

防水シートを貼っていきます。
田島ルーフィングの「P-Ex」を使用しました。
強度、寸法安定性に優れた改質アスファルトルーフィングのものです。

役物板金新設

屋根材の端やつなぎ目、雨の侵入しやすい箇所には専用の部材を設置していきます。
防水機能だけでなく、強風などで捲れあがることがないよう屋根材をしっかりと固定する役割があります。

屋根葺き＜シルキーG２＞

屋根材「シルキーG２」を設置します。
シルキーG２は断熱材一体型の屋根材で、高機能なガルバリウム鋼板に断熱材を貼り付けることで、断熱性能と耐久性の両方が備わっています。
また、折り曲げた屋根材の端と端をはめる「ハゼ欠け工法」での固定方法を採用しており、屋根の切断面が露出しないため、雨水が直に触れることがありません。
高い防水性を維持することができます。

屋根材「シルキーG2」とは？特徴やメリット・デメリットを解説

貫板新設

屋根の頂上部分には貫板を設置していきます。
この部分は屋根と屋根が接し、隙間ができるため、専用の板金「棟板金」で覆う必要があります。
「貫板」はそれの土台となるもので、設置することで、しっかりと固定させることができます。

棟板金・換気棟設置

貫板の上から棟板金を設置します。
棟板金の一部には換気棟を設置いたしました。
これは室内から上昇した熱気や湿気が屋根に溜まらないよう、排出するための出口になります。

コーキング処理

棟板金のつなぎ目には雨が入り込まないよう、しっかりとコーキング処理をおこないました。

これにて完工です！

担当者のコメント

このたびは「八王子・多摩 屋根カバー工法専門店」へご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
スレート屋根の劣化が激しく、苔やカビが大量に繁殖していましたので、新しい屋根「シルキーG２」を設置させていただきました。
お客様の強いご要望で、「カバー工法」ではなく、「葺き替え工事」でおこなっています。
太陽光パネルを設置するご予定があり、屋根の軽量化をご希望でしたが、カバー工法と違い、既存屋根は撤去しましたので、その分屋根の重量はかなり軽減できているはずです。
「八王子・多摩 屋根カバー工法専門店」ではお客様とご相談させていただき、ご要望を大切にしたいと考えております。
屋根修理にあたりご要望などがありましたら、どんどんお聞かせください。