屋根工事はうるさい?騒音の対策と近隣トラブルについて

屋根工事 うるさい

屋根工事や屋根塗装工事は、うるさいと感じる方は多いです。

音だけはなく、屋根塗装の場合は塗装は臭いを感じる場合もあります。

また屋根職人さんの連携に必要な声が響くこともあります。

このストレスを避けるために、騒音の対処法はあるのかご説明します。

うるさい工事の種類

まずは、特にうるさい屋根工事をいくつかご紹介します。

屋根葺き替え工事

屋根葺き替え工事はこれまでの古い屋根を撤去し、新しい屋根材を新設する屋根工事です。屋根の大きさにもよりますが、作業工程は7~10日程度掛かります。

屋根葺き替え工事の作業工程は下記の流れです。

1日目 足場仮設工事

2~3日目 古い屋根材を解体

4~6日目 野地板と防水紙の設置

7~8日目 屋根材の設置

9日目 足場解体、清掃

既存の屋根材を撤去、そして下地から全て新設するため大掛かりな事が多いです。それに伴い作業音も大きくなります。

特に1日目の足場仮設工事は金属音が響く工程ですので、作業音も非常に大きくなります。

9日目の足場解体のときもこの金属音は避けられません。

また2日目の屋根材の解体、7日目の屋根材の設置の工程もうるさいです。大がかりな修繕が必要な工事にはどうしても資材を固定するために釘を打ち付ける音が鳴り響きます。屋根材の解体音、板金や屋根材を固定する作業音も免れません。

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屋根カバー工法

屋根カバー工法とは古い屋根の上から、新しい屋根材を新設する工事です。古い屋根材を解体する工程がないため、葺き替え工事と比べて工事期間は短いです。それに伴い工事費用も抑えられます。

屋根カバー工法の作業工程は下記の通りです。

1日目 足場仮設工事

2~4日目 野地板と防水紙の設置

5~7日目 屋根材の設置

8日目 足場解体、清掃

葺き替え時同様、足場の設置と解体時はうるさいです。古い屋根の解体の作業音はないものの、新しい屋根材を新設する際の作業音は避けられません。

上記の通り、屋根葺き替え工事と屋根カバー工法の工事はある程度の騒音は避けられない屋根工事です。

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他にもいくつか騒音が気になる屋根工事、工程がありますので、そちらについてご紹介します。

屋根の高圧洗浄

屋根の高圧洗浄には業務用の高圧洗浄機を使用します。ガソリンを燃料としているため、静音タイプのものでもエンジン音が鳴り響いてしまいます。

加えて屋根を洗浄するため、屋根に水が打ち付ける音が出ます。家の大きさにもよりますが、1日かけて行う作業です。屋根の高圧洗浄は、屋根塗装をする際のみ必要な工程です。屋根塗装以外の工事の際は、高圧洗浄機は使用されません。

ケレン作業

ケレン作業とは研磨作業の工程のことを指します。一例として、金属部のサビ落としが挙げられます。

サンドペーパーで細やかに手作業をする場合もあれば、サンダーなどの電動工具を使用して削ることもあります。後者の場合は電動工具を使用するため、機械の駆動音が響いてしまいます。

ケレン自体は塗料の密着を良くする下地処理のために行われます。そのため屋根塗装を行う際のみの工程です。

外壁塗装

屋根工事(塗装)とよく一緒に行われるのが外壁塗装です。(足場の組み立てが一回で済むため経済的にお得な背景から)

その外壁塗装も、やはり足場設置、解体で大きな音が発生してうるさいです。

外壁塗装も塗装前には高圧洗浄を行いますので、高圧洗浄機の駆動音と強い水圧による音が発生します。

吹き付け塗装

吹き付けの塗装の場合もうるさい場合があります。吹き付け塗装とは、吹き付け機械(エアレススプレー・万能ガンなど)を使って霧状にした塗料を吹き付けて塗装する方法です。主に外壁の塗装の際に使用されるものです。

外壁塗装の方法は、「手塗り塗装」「吹き付け塗装」の2つの手法があります。手塗りだとうるさくありませんが、吹き付けは機械音が発生します。

うるさい音の対策について

ここまでうるさい屋根工事の種類や原因について説明させて頂きましたが、やはり屋根工事はある程度の騒音は避けられません。

しかし工実際に味わうと辛く、大きなストレスになってしまう方もおられます。下記にて対策方法を説明します。

対策① 耳栓やイヤホン・ヘッドホンを使用する

シンプルかつ手軽に出来る方法で、耳栓をしたり、イヤホンやヘッドホンをして外からの音を遮断してしまうことです。耳にモノを入れることが苦手な方もおられますが、最近ではノイズキャンセリングという機能がついたものもあり、耳につけなくても周りの音がほとんど聞こえなくなるような機械もあります。

対策② 工事中は外出する

一般的な屋根工事はすべての工程が屋外のため、家の中ではいつも通りの生活が送れます。しかし、音はどうしても避けられません。

屋根工事中は家にいる必要もないため、不在でも屋根工事には何の問題もありません。

そのため屋根工事が行われている日中の時間帯は、いっそ外出してしまうのも一つの手です。

ただし、一つ気を付けることは防犯です。家の周りに足場が組まれると、どうしても外部から目の届きにくい死角が生まれるため、空き巣など侵入盗のターゲットになりやすくなります。

外出をする際はいつにも増して戸締まりなどの防犯を徹底しましょう。

職人の話し声が気になる場合はしっかりと伝える

屋根工事を進めるにあたり、完全に無言というのは難しいですが、ボリュームを下げてもらう、不要な会話は控えて頂くように依頼することは可能です。職人さんたちもそのような依頼には慣れていますので、遠慮なく伝えてしまいましょう。

屋根工事がうるさいため近隣トラブル

これまで居住者自身の視点にて、屋根工事の音について説明させて頂きましたが、音と同じようにストレスになりかねないことが近隣の方にも音が響き、トラブルになることです。

近隣トラブルにならないために、ズバリ大切なことは工事前のご挨拶です。

このご説明を怠ったことによりトラブルになってしまった事例がほとんどです。

屋根職人さんもしっかりとした人であればご挨拶に行ってくれますが、居住者自身もご挨拶をしておくことが吉です。

また音だけではなく、屋根塗装の際は高圧洗浄も行うため、水が飛散してしまうこともしっかりとお伝えしておきましょう。

 

屋根工事でのトラブルというのは、事前にきちんと確認し、近隣の方に説明しておけば防止できます。

何故なら近隣の方も同じように定期的に屋根工事をする必要があるためです。そこはお互い様ですので、気を遣いすぎずに、堂々と屋根工事を行う旨を伝えておきましょう。

まとめ

屋根工事の種類や騒音対策、また近隣トラブルについてご説明させて頂きました。やはり屋根工事にあたり音の発生は避けられません。ご自身のストレスだけではなく、近隣の方にもうるさいと感じられてしまうかもしれません。

ご自身がなるべくストレスを感じないよう、かつ近隣の方に前もってうるさい旨を説明しておくことが大切です。

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