相模原市にて屋根修理〈パミール屋根からリッジウェイへのカバー工法〉

施工前

こちらの屋根はパミールをご使用になられていましたが、一目にでわかるくらくいに多くの剥がれができています。

剥がれだけでなく、欠けなども多く見受けられます。

パミール屋根は、アスベストの健康被害の拡大を受けて開発されたノンアスベストのスレート屋根です。
しかし、強化剤としてのアスベストを使用していないため、非常に耐久性が低く、１０年前後で層ごとに剥離する「ミルフィーユ現象」とよばれる層間剥離が起こりやいのとが特徴です。
塗装をおこなったとしても、表面が剥がれるので、塗装でのメンテナンスをおこなうことができません。
そのため、屋根の劣化の対応としては、カバー工法や葺き替え工事などの新し屋根材を設置していく必要があります。
今回は屋根の撤去はおこなわず、既存屋根の上から新しい防水シートと屋根材を設置する「カバー工法」をさせていただきました。

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施工中

棟板金撤去

まずは、屋根の一番てっぺんにある棟板金とよばれる板金を撤去します。
棟板金は屋根の面と面の境目に設置するもので、隙間から雨が入らないようにしています。
棟板金の下にある「貫板」と呼ばれる、棟板金を固定する土台も一緒に撤去していきます。

防水シート設置

既存屋根の上から新しい防水シートを設置します。
防水シートには住宅の大敵、雨水に侵入を防ぐという重要な役割があります。
今回使用しましたのは田島ルーフィングの「タディスセルフ」です。
こちらは裏面が粘着層になっていて、直接既存屋根に貼り付けることができるので、釘の穴を最小限にすることができます。
釘穴周りの隙間から雨水が侵入する可能性を減らすことができるということは大きなメリットになります。

屋根葺き＜リッジウェイ＞

防水シートの上から新しい屋根材「リッジウェイ」を設置していきます。
リッジウェイは北米で１００年以上前から主流となっているアスファルトシングルの屋根材の一つです。
ガラス繊維にアスファルトを染みこませ、表面に微小の石粒を付着させることで、シート状で薄く軽量でありながらも、繊細で立体的なデザインとなっています。
また、重さは瓦屋根と比べても４分の１～６分の１ほどしかないので、建物にかける負担も少なく、耐震性にも優れています。

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役物板金設置

屋根と外壁の境目には雨押さえ板金を設置していきます。
この部分は隙間ができてしまうので、外壁に沿って流れた雨水が住宅内部に侵入しやすい箇所です。
壁と屋根の取り合い部分にはL字型の板金を使用して、隙間が露出することがないよう、しっかりとガードします。

施工後

これにて完工です。
アスファルトシングルの立体的な造形が大きな屋根に映えますね！

担当者のコメント

この度は「相模原屋根修理センター」へご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
パミール屋根をご使用になられており、ミルフィーユ現象が激しかったので、カバー工法にて屋根修理をさせていただきました。
パミール屋根は塗装しても剥がれてしまうため、基本的に塗りなおすことができません。
スレート屋根をご使用になられており、屋根材の下の端が等間隔にへこみがある、表面に木目調の筋がある、また、ミルフィーユのように層状に剥がれて劣化している、などの場合、パミール屋根の可能性がありますので、ご注意ください。
「相模原屋根修理センター」ではパミール屋根の屋根修理も多く施工実績がございますので、点検、屋根修理をご検討でしたら、お気軽にご相談ください。

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