ピッタリの屋根修理の匠は見つかりましたか?
「どの屋根修理の匠を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や屋根に対してのお悩み・ご要望などからピッタリの職人をご案内します。
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滋賀県は琵琶湖を筆頭に、彦根城や近江牛など様々な魅力がある県です。
お隣の京都と同じく盆地になっていますが、琵琶湖の影響により夏は暑くなりすぎず、冬は寒くなりすぎない安定した気候も魅力の一つです。
※盆地は夏は非常に暑く、冬は厳しい寒さになることが一般的です。
滋賀県の気候は非常に安定しています。
地形の視点だと、県内全域は内陸性になりますが、滋賀県北部は日本海側気候、南部は太平洋側気候、瀬戸内海式気候です。
内陸性気候は、気温の上昇と下降差を緩める水辺が少ない観点から、夏は暑く、冬は寒くなりやすい特徴があります。
しかし滋賀県は琵琶湖という大きな水辺があるため、温度の上下を緩めてくれるのです。
そのため、北部は日本海側気候、南部は太平洋側気候、瀬戸内海式気候になっていることが大きな特徴です。
ただ、湖西、湖北エリアは特別豪雪地帯、豪雪死体に指定されているため、その地域は冬はたくさんの雪と付き合っていく必要があります。
湖西、湖北以外のエリアでは、基本的に日本でよく使用されている、瓦屋根、金属屋根、スレート屋根など、どれを選択しても問題はありません。
気候が安定しているため、気候のことはそこまで考慮せず、好きな屋根を選択することが可能です。
水辺に近いというと、海の場合は「塩害」について考慮する必要があります。
(塩害と屋根修理の関連記事は下記から↓)
しかし湖は塩分は少ないため、そのようなことも配慮する必要がないことが大きなメリットです。
施工方法も葺き替えから葺き直し、カバー工法のどれを選択しても問題ありません。
気候以外の、ご予算や今後のライフプラン、お好みで屋根の材料、屋根修理の工法を選択することが可能です。
反面、湖北湖西エリアは豪雪を配慮する必要があります。
豪雪エリアで屋根材を選択する場合、水分の吸収率が低く、雨漏りがしにくいものを選ぶことが大切です。
もう少し噛み砕いて具体的に解説します。
結論から申しますと、豪雪エリアにておすすめの屋根材は金属屋根です。
金属屋根の中でも、ガルバリウム鋼板、そしてSGL製の金属屋根(スーパーガルテクトや横段ルーフ)が相性が良いです。
理由としましては、密閉性が高く、水が浸透しにくいためです。要は強度が非常に強いのです。
反対に、瓦屋根はあまりお勧めできません。
瓦屋根は雪が積もると、ズレが起きてしまうためです。そのズレから雪の水分が浸透し、雨漏りを引き起こします。
また瓦自体も経年により強度が弱くなるとヒビが生じますので、そのヒビから雨漏りが発生します。
北海道や東北エリアでは、無落雪屋根というものもよく使われています。
無落雪屋根の仕組みは、積もる雪を三層にすることで、新雪が外気の温度を遮断し、その下がゆっくり溶けるものです。
また溶けた雪が通る縦樋にはヒーターを設置して凍結を防ぎます。こちらは除雪の手間がなくなります。
他にもスノーストップルーフ・ステイルーフという屋根材もあります。こちらは無落雪屋根の仕組みより安く済みます。
軒先から60㎝程度の雪は落ちるため、除雪の労力の軽減が可能です。
ここからは上記で紹介した屋根材について一つずつ触れていきます。
まず湖北・湖西エリアを含む滋賀県全域にて、最も相性の良い屋根材はスーパーガルバリウム鋼板です。
スーパーガルバリウム鋼板は、トタン屋根の3倍の強度を誇り、かつ赤さび保証が20年、穴あき保証も25年の屋根材です。(メーカーにより少し異なります)
上述した通り、こちらが最もお勧めの屋根材です。
具体的な商品としては、横暖ルーフ、スーパーガルテクト、スーパーメタルが挙げれます。
横暖ルーフ(ニチハ社)は4種類のうち、2種類がSGL鋼板製です。
二つの違いは、「α」ですが、αの方は屋根の結合部まで気密性が強く、断熱性が高いことです。
二つともフッ素塗料にて塗装されており、非常に耐久性があります。
こちらは二種類の商品ラインナップがあり、どちらもSGL鋼板です。
名称の通り、SGL鋼板の屋根材にフッ素の塗料にて塗膜が施されています。
スマートメタルはケイミュー社が販売するSGL鋼板の屋根材です。
こちらは断熱材が含まれていないため、横暖ルーフやスーパーガルテクトと比較して価格も少し安めです。滋賀県内の湖北、湖西エリアであれば気候も安定しているため、スマートメタルでも快適な暮らしは可能かと見られます。
国内の金属屋根材は多くが、横暖ルーフを扱うニチハ社、スーパーガルテクトを扱うアイジー工業ですので、ガルバリウム鋼板屋根は徐々に廃盤になってきています。
そのためガルバリウム鋼板屋根をわざわざ選ぶ方も少なくなっているのが現状です。
ガルバリウム鋼板屋根を扱っているのは、他メーカーや商社から、稲垣商事のスタンビー、セキノ興産の立平ロック、月星商事のタフビームなどが挙げられます。
トタン屋根に関しては、一昔前は主流でしたが錆びが発生しやすく、強度もガルバリウム鋼板と比べて1/3程度ですのであまりお勧めできません。そのためトタン屋根については割愛させて頂きます。
先程少し触れましたが、豪雪エリアでは無落雪屋根や、スノーストップルーフ・ステイルーフという屋根材が使用されていることも多いです。
しかし湖北・湖西エリアで北海道と同じように縦樋にヒーターを付けて、等々まで行っている屋根も実際のところは少ないです。
やはりスーパーガルバリウム鋼板や、昔ながらのお家であれば瓦屋根が使用されています。
ただ雪対策の設備が家に付帯している場合も多いです。
いくつか雪対策があります。
・屋根に上れる梯子がついている。
やはり雪下ろしは毎年のように行うことがあるため、屋根に上りやすいように梯子がついていることが多いです。即席で梯子を買って屋根に掛けるのは安定しないため、家を建てる際に設置してしまうのです。
・屋根の傾斜が急勾
雪がなるべく自然に落ちるように、傾斜を急にしている屋根も多いです。傾斜であれば雪がある一定までしか積もらないため安心です。
・雨樋をつけない。
雨に雪が詰まってしまうと雨漏りの原因にもつながりますので、そもそも雨樋がついていない家もあります。ただ梅雨時期は雨シミが外壁についてしまうこともあるため、しっかり検討して決めることをお勧めします。
・屋根に温める機能をつける。(屋根融雪システム)
こちらはコストが高くつきますが、一つの方法としてあります。屋根を温めて雪を溶かすことができます。
滋賀県は盆地という本来は夏は暑く、冬は寒いエリアですが、琵琶湖のおかげで滋賀県のほとんどのエリアで気候が安定しています。湖北・湖西の一部エリアのみ、豪雪地域ですので、少し屋根に工夫が必要になる傾向があります。
現代はSGL鋼板という非常に強い屋根材がありますので、こちらは滋賀県全域にてお勧めの屋根材いです。ただ湖北・湖西エリアには+αの雪対策は考えておく必要があります。
コストを掛ければ無落雪屋根や、屋根融雪システムを導入することができますが、必ず必要というわけではありません。屋根を急勾配にするなど様々な対策がありますので、近隣の方がどうしているか?をしっかり参考にすることが大切かと思います。
「どの屋根修理の匠を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や屋根に対してのお悩み・ご要望などからピッタリの職人をご案内します。
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