東京の屋根修理は工事がしにくい?注意すべきことを解説

東京の屋根修理は足場組立が大変?

日本の首都、大都会の東京はビルや住宅が密集しています。そしてたくさんの人が暮らしています。

特に東京23区は他のエリアと比べて人口密度も突出しています。

23区内の人口:971万6,115人

23区内の人口密度:1万5,432人(1㎢あたり)

(2022年8月時点)

この1万5,432人という数字がどのぐらい凄いのかですが、日本二位の人口を誇る神奈川県の人口密度は3,822人(1㎢あたり)です。いかに人が密集している街なのかがわかります。

そして何より経済規模が圧倒的です。

世界の都市別の域内総生産は、世界一位が東京、二位がニューヨーク、三位がロサンゼルス、四位がソウル、五位がロンドンという並びです。

違う視点で見ると、日本はいかに東京一極集中であることがわかります。

この大都市にも、もちろん他の地方と同じく屋根修理のニーズはあります。しかしここまで人口、密集していれば様々な障壁もありそうです。

具他的には、「近隣へのご迷惑」や「屋根修理の際の足場が組めない」が挙げられます。

このページでは東京の屋根修理の際に気を付けるべきことを解説します。

東京はエリアによって屋根修理の際に注意することが異なる

そもそも東京都と一概に言っても、まずは「23区内エリア」と「西東京エリア」は全く街の色は異なります。

そして23区内の中でも、区によってガラッと変わります。大きくは、23区内の西側は世間がイメージするTHE・東京ですが、東側は地方都市でも馴染みのある下町の雰囲気があるエリアも多いです。

「西東京エリア」は、それこそ神奈川県の横浜市や関西の大阪府などと比較しても非常にのどかな住宅街です。

上記三つを一つずつ解説させて頂きます。

東京23区内西側エリア

いきなり更にややこしくなりますが、東京23区内西側エリアでも更に街の色を細分化されます。

港区・中央区・千代田区・品川区一部あたりは基本的にほとんどの建物はビル、マンションです。

稀に昔からご商売を営んでいるような個人商店の戸建て風の建物も見受けられますが、それもどんどん減少しています。

ビル、マンションには屋根自体が少ないため(防水性の陸屋根などが多い)、そもそも屋根修理が必要ない場合も多いです。

しかし、それらの中に戸建て風の建物があるため、それらは屋根修理の必要があります。

その際に問題の一つになるのが、足場の組み立てです。十分なスペースがない場合が多いため、足場を組むためには近隣ビル・マンションなどの協力が必要です。

ただそれらのビルの多くは家主さんではなく、管理会社です。

そのため良くも悪くもドライに対応頂けるため、他の地方都市のよくある近隣トラブルは起こりにくいです。

また近所に屋根修理業者が少ないことは一つデメリットかもしれません。インターネットで近隣の屋根工事屋さんを調べても少ない可能性があるため、他の区外の屋根工事店にも依頼を検討しましょう。

そして屋根工事店が意外と多く、上記で上げた区と比べて街の色が違う区が、目黒区、渋谷区一部、新宿区一部、世田谷区、杉並区、文京区、大田区、練馬区、中野区あたりです。

それこそ渋谷駅や新宿駅、またこちらの区内でも駅前などは基本的にはかなり賑わっており、屋根が設置されないビルやマンションが立ち並びます。

にぎやかなその街を離れると、特に目黒区の青葉台、渋谷区の松濤、大田区の田園調布などの一部は超高級住宅街が立ち並びます。

もちろんそれらの建物には屋根が設置されていますが、そもそも一つひとつの家が非常に大きいため、足場の設置でトラブルになることは少ないです。

近隣トラブルが起こりやすい街が、それ以外の住宅街です。東京23区内西側エリアはとにかく地価が高いため、非常に家が密集して建てられている場合が多いです。

また地方都市と異なる点として、昔からの地元民が少ないことも多いです。そのため近隣とのつながりが非常に薄い場合も多いです。

地方都市ではあまりないですが、マンションに引っ越した場合もお隣さんにご挨拶をしないことが当たり前です。

そうなると、屋根修理の際の協力意識が薄いのです。お互いさまの話であるにも関わらず、屋根修理着工前にご挨拶に行くと、「工事をしないでくれ」と言われた業者はいくつもあります。(いずれは自分の家も屋根工事をする必要があるにも関わらず)

そのようなことが一概に悪いわけではないのかもしれませんが(人付き合いが苦手な方にとっては)、屋根修理をしにくい一つの要因、近隣トラブルのもとであることは間違いありません。

また足場がトラブルになることも多いです。東京23区内西側のエリアはぎゅうぎゅう詰めのため、どうしても近隣の方の敷地内に足場を組み立てることも多いです。

そこまでは承諾してくれても、「外壁に傷をつけてしまった」、「屋根塗装の際に塗料が車についてしまった」となることは非常に多いです。

このトラブルに備えるためにも、必ず屋根修理業者には「工事保険に加入しているか?」を必ず確認するようにしましょう。

ほとんどの屋根工事店では工事保険に加入していますが、特に若いお店は稀に保険加入をしていないこともあります。東京に関わらずですが、必ず工事保険加入の屋根修理業者を選びましょう。

東京23区内東側エリア

こちらの街は、葛飾区・江戸川区・足立区・墨田区・荒川区・北区あたりを指します。

このエリアは下町の趣もあり、ファミリー層も多いです。また昔からこの街に住んでいる方も多く、西側とはまた違った活気に溢れています。

この辺りで屋根修理工事を行う際には、比較的ご近所との関係も作られている場合も多いためトラブルは起きにくいです。ただあくまで比較的です。

東京はとにかく常に地方から人が移住しています。そのためもちろんこのエリアでも地元民ではない方もたくさんおられます。

そのため屋根修理のような近隣にご迷惑をかけることがあることを想定し、日頃から最低限の関係構築はしておくべきでしょう。

西東京エリア

このエリアは場所によっては「本当に東京?」と疑うような自然溢れるエリアも多いです。

そこそこ地方の住宅街とあまり変わり映えはありません。大きな家ももちろん多いですが、小さな家も多く、23区内と同じく人気エリアは家が密集しているエリアもあります。

そのため23区内東側と同じ認識で屋根修理を検討するべきです。

またこのあたりは屋根職人さんも多く、腕が良い人も多いです。(23区内の屋根職人さんが腕が悪いのではなく、単純に23区内(特に西側)にはそもそも建築職人さんが少ないため)

ただこのエリアは、悪徳訪問販売屋根修理業者も多いため注意が必要です。

訪問販売にて「屋根を無料点検します」という方が来ても絶対に屋根の上に登らせてはいけません。

悪徳業者の中には、屋根に登って屋根を割る人もおられます。そして割れた屋根の写真を見せて屋根工事を契約させる詐欺の手口があります。

西東京エリアは戸建て住宅も多く、やはり東京という街にはお金持ちも多いです。そのためこのような悪徳屋根修理業者には絶好の場所なのです。

訪問販売で屋根修理(最近は外壁塗装も)の業者が来ても無料点検はせず、屋根にも上らせないことが大切です。

まとめ

華の都、東京は多くの魅力がありますが、屋根修理の際には他の地方都市と比べて少し注意が必要です。

エリアによって異なりますので、簡単に最後にまとめます。(あくまで傾向ですので、細かくは異なります)

東京23区内西側エリア:そもそも屋根が設置されていない建物も多い。そのため戸建ての屋根修理をする際は管理会社とのやり取りがある場合が多い。また超高級住宅街を除く住宅街では、トラブルが起こりやすい地形、関係性から、必ず工事保険に加入している屋根修理業者を選ぶ。できれば近隣との最低限の関係構築はしておいた方が良い。

東京23区内東側エリア:地元民も多い土地柄のため、近隣住民との関係性も構築できている場合が多い。そのため23区内西側と比べるとトラブルは少ない。しかし地元民ではない方も他の地方都市と比べると多く、戸建て密集エリアも多いため、その際はより注意が必要。

西東京エリア:地方都市の街並みと似ているため、一般的な屋根修理のご依頼の認識で問題なし。訪問販売が非常に多い街のため、悪徳業者による無料点検を承諾したり、屋根に上らせることをしない。

 

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