屋根修理業界は詐欺が多いって本当?気をつけたい7つの手口とは?

屋根修理業界は詐欺が多いって本当?気をつけたい7つの手口とは?

屋根の修理業者と名乗る見知らぬ人に、ご自宅の屋根の劣化を指摘され「信じていいのかな?」とお悩みになる方が多くいらっしゃいます。 すべての訪問販売業者が「悪徳」というわけではありませんが、一部には、屋根のことをあまり知らないお客さんを騙してお金儲けをしようという悪い業者もいます。中でも、「瓦のずれ」などの屋根の不具合を私的された場合、「点検商法」かもしれないため注意が必要です。

お客さんが屋根に関する知識をあまり持っていないことを理容師、屋根の劣化を大袈裟に伝えて相場価格よりも高額な工事契約を結ぶことはれっきとした屋根修理の詐欺です。

このような詐欺を回避するためには、詐欺を行う悪徳業者がよく使う営業トークを知っておくことが大切です。

屋根修理詐欺の種類

屋根修理で考えられる詐欺の種類は大きく分類すると3つあり、「火災保険型」「屋根修理型」「屋根リフォーム型」に分かれます。

「無料点検」や「限定キャンペーン」などといった屋根修理詐欺の手口となる謳い文句にはさまざまですが、どのようなきっかけであっても屋根修理の詐欺は上記で挙げた3つのパターンのいずれかに当てはまります。

屋根修理詐欺は、工事が中止できない状況になってはじめて気づくというケースが非常に多く、泣き寝入りするしかない事例がこれまでにもたくさんあります。

以上のように屋根修理詐欺は、契約や工事など対処が遅れると対処方法が無くなってしまいクーリングオフなどの手続きも非常に複雑化してしまいます。

屋根修理で詐欺にあわないためにも、まずは「屋根修理詐欺の種類」について詳しく見ていきましょう。

火災保険詐欺

そもそも屋根に火災保険が使えるの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。実は、屋根は台風や積雪など風災・雪災により損害を受けた場合は火災保険を申請し、保険金で修理をすることが可能なのです。

そこで、これらの補償を悪用し、屋根の劣化の原因を風災・雪災であると装って火災保険を申請する屋根修理詐欺があります。経年劣化や地震による損害は火災保険の対象外のため、屋根をわざと壊したり、保険会社に虚偽の申請をするよう強制したり、屋根の劣化を偽装し、火災保険を申請するように仕向ける詐欺の手法です。

当然、火災保険は正しい申請をすれば風災・雪災による損害を保証してくれますが、突然訪問してきた業者に「火災保険を使って無料で修理ができます」と半ば強制的に修理を勧められた場合は注意が必要です。

屋根修理詐欺

築年数が数十年以上にのぼる屋根には経年劣化とともに、瓦のズレや棟板金の浮きといった軽度の劣化症状が現れてきます。

屋根修理詐欺は、このような瓦のズレや棟板金の交換といった小さな修理を重ねておこなう屋根修理の詐欺で、数千円〜10万円ほどの部分補修を定期的に行うものです。

1回の修理費用がそんなに高くなくても、長期的に瓦や棟板金、雨樋などの部分補修を積み重ねると最終的には高額な修理費用が発生します。

屋根は経年劣化により自然と棟板金の浮きや瓦の破損などといった軽度の劣化症状が現れるのが普通です。屋根修理の詐欺では、棟板金の補修や瓦の交換といった部分的な小さな修理を積み重ねる詐欺の手法なのです。

突然訪問し「瓦がズレてますよ!」と屋根の劣化を指摘し、無料〜数千円程度での修理を屋根業者に提案された場合は、もしかすると屋根修理詐欺の可能性がありますので、屋根には上らせない方がよいでしょう。

屋根リフォーム詐欺

屋根材には耐用年数といっていわゆる寿命があり、寿命が過ぎた屋根材は「葺き替え」や「カバー工法」によって新しい屋根材へのリフォームが必要となります。これらの工事は費用が100万円を超える高額なリフォームになるのが一般的です。

屋根リフォーム詐欺は、簡単な部分補修で修理ができるものでも「このままでは雨漏りが起こる」「屋根の骨組みが歪む」といった虚偽の点検報告によって不安を煽り、屋根の葺き替えやカバー工法など高額な屋根リフォームをさせようとする屋根修理の詐欺です。

中には実際に雨漏り箇所が数カ所あり建物が全体的にダメージを受けている場合や、雨漏りによって腐食が大きく進んでいるケースには葺き替えやカバー工法が最も有効と言えますが、部分補修で済む場合も少なくありません。

不安を煽り、大きな工事を勧めてくる業者は詐欺の可能性がありますので、その場で工事を即決せず、他の専門業者にも現地調査を依頼しましょう。

詐欺の手口

上記の通り、屋根修理詐欺には「火災保険」「屋根修理」「屋根リフォーム」と主に3種類があります。この3つの共通点が、訪問営業をしてくるということです。

突然訪問してきて、「瓦がずれている」「棟板金が浮いている」といった屋根の劣化や不具合を指摘し不安感を与え、その場で見積り依頼をされるというパターンがよくあります。突然自宅に押しかける訪問販売業者は詐欺の可能性も高いため、工事契約を結ぶ際は慎重にご検討ください。

続いて、屋根修理の詐欺に発展しやすい手口をご紹介いたします。

近所をリフォームするためあいさつに来た

リフォーム工事では着工前に業者が近隣住民に挨拶をおこなうのは当然のマナーです。しかし、これを利用して訪問販売業者が着工前の挨拶を装い一般住宅に訪問するケースがあります。

そして、上記でご説明したように瓦のずれを指摘し、無料点検をおこなうのが典型的な手法です。しかし、実際にご近所をリフォームするため挨拶回りで訪問をする業者もいるため、訪問してくる業者がすべて悪徳というわけではありません。

工事の具体的なスケジュールや説明がなく、屋根の劣化だけを指摘された場合には注意が必要です。

屋根の不具合が見えた

上記でご紹介したあいさつ時のみでなく、「偶然近くを通りかかって瓦のずれを見つけた」という場合や、「近所で工事している時に棟板金の浮きを見つけた」というように、屋根の劣化や不具合を指摘する営業方法です。

実際に弊社に寄せられたお悩みで、こういった指摘を受けた上で葺き替えやカバー工法など大きな工事を勧められ高額な見積もりを提示されたというケースがあります。地元の優良業者をご紹介し、改めて見積もりをしてもらうとなんと当初の見積もり額の半額程度にまで下がりました。

このように、利益だけを求め屋根についてあまり知らない素人を騙そうとする悪徳業者もいます。不必要な出費をなくしリスクを回避するためにも、信頼できる屋根業者に再度点検を依頼することをおすすめします。

定期点検・無料点検

ハウスメーカーや屋根材メーカーなどを装って訪問する営業手法です。

住宅は、ハウスメーカーによって施工方法やデザインに特徴や偏りがあるため、建築業に携わっていれば家を建てたハウスメーカーを当てることができます。「○○(ハウスメーカーの名前)です。定期点検に伺いました」と、ハウスメーカーに装い連絡もなく突然訪問してきます。

訪問理由や口実は様々ですが、屋根点検を謳い不具合を指摘するのは上記でもご紹介した屋根修理の詐欺の手法と同じこと。繰り返しになりますが、突然訪問して屋根の不具合を指摘し、不安を煽るようなことを言ってくる業者には注意しましょう。

ハウスメーカーの定期点検や屋根材のリコールなどは、必ず事前に施主様に連絡が入り、スケジュールの調整を行うのが一般的です。突然ハウスメーカーを名乗る業者が訪ねてきた際は、名刺をみて企業情報の確認をしましょう。

今ならキャンペーン価格でできる

創業○周年記念でキャンペーン価格でできます」「近所で屋根修理をしているので資材の運搬費がかかりません」などといった理由で数十万〜100万円ほどの大幅な値引きは、もとより値引きを前提とした価格であることが多いため、鵜呑みにしないようにしましょう。

このような大幅な値下げアピールは、即決を促すために使われる営業トークの一つ。実際には相場よりも高い額であることが多いため、施工内容に見合った費用相場を理解した上で業者を選びましょう。

まとめ

屋根修理の詐欺に関する手口と営業トークの種類について解説いたしました。

建築業界、特に屋根は専門知識がなければどの不具合がどれほどの影響を与えるかといったことの判断などがしにくいものです。その特性と、「今すぐ修理しなければ雨漏りが起こる」というように緊急性につけこんで不安を煽り、相場より高額な工事費用で契約をし、挙句には手抜き工事をおこなう悪徳業者も残念ながらいます。

そのような業者の魔の手にかかるリスクを回避するためにも、優良業者の見極めは重要です。屋根業者の中には適正価格で、費用以上に丁寧な施工をしてくれる職人も大勢います。せっかく屋根修理をするなら、そのような優良業者に工事を頼みたいですよね。

当サイトでは、全国の優良屋根修理業者をご紹介しております。どの業者も安心して施工を任せられる選りすぐりの業者ですので、ぜひご自身の地域の優良業者を探してみてくださいね。

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