京都府亀岡市にて雨漏り修理〈モニエル瓦からスーパーガルテクトへ葺き替え〉

先日、京都府亀岡市にて行った葺き替え工事の様子をご紹介いたします。

施工前

施工前の屋根は、モニエル瓦です。
台風で破損している状態ですが、全体に塗装が劣化していることがわかります。
屋根材自体も劣化が進んでおり、雨漏りも見られる状態まで来ていたことから、葺き替えとしました。

既存の屋根材撤去・野地板増し貼り

まずは、葺き替えの準備として、現在のモニエル瓦をきれいに撤去します。

そして下地である野地板を見たところ、劣化がみられることから増し貼りで補強することになりました。
モニエル瓦はセメント瓦の一種です。
比重が重いことから重量がかさみ、長年にわたって負荷がかかったことで、下地にたわみやゆがみが発生していました。

ルーフィングの施工

増し貼りした野地板は、そのままでは防水性がありません。
新しい防水シートを施工して機能を持たせます。

屋根材の施工

防水シートを施工した上に、新しい屋根材を葺いていきます。
今回は「スーパーガルテクト」を使用しました。
見た目はスレート瓦ですが、実はガルバリウム鋼板をさらに強化したSGLという金属製です。
ガルバリウムを強化したことでさらに錆びにくく、断熱性も持っているという高機能で、これまでの屋根材の中でもとてもおおすすめできます。
軽量であることも特徴で、耐久性も高いことから、行政が推進している「屋根の軽量化」にもピッタリです。
屋根が軽くなれば建物の重心は下がり、耐震性も向上します。

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完工

これで完工です。
屋根の景観も大きく変わりましたし、雨漏りも止まりました。

葺き替え多彩には、野地板も増し貼りしたため、屋根全体の耐久性が大きく向上しています。
劣化して起こる雨漏りもおさまりました。

モニエル瓦は8～10年程度で、塗装のメンテナンスを繰り返さなければいけません。
スーパーガルテクトは、耐久性が高いことから、色褪せしても15年程度で塗装するサイクルでも保てます。
今後のメンテナンス費用も抑えられることから、とてもおすすめの屋根材です。
軽量であることからも、屋根が軽くなり、建物の寿命も延びます。
全体の重量が下がることは、さまざまな面でメリットがあるのです。

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担当者からのコメント

モニエル瓦は、少し特殊な屋根です。
表面にスラリー層という着色された層があります。
塗装の際には、このスラリー層を撤去しなければいけません。
もちろん、工程が増えることから、工費も高くなります。
今後のメンテナンス費用を考えると、耐用年数が高く、メンテナンス頻度の低い屋根材に葺き替えることで、トータルのコストはかなり抑えられることがあるのです。
お客様のご要望やライフプランに合わせて、適した工事をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

今回のように、台風など自然災害による被害に対しては、火災保険が適用されることがあります。
山口板金では火災保険を活用した屋根修理や雨漏り修理にも対応しております。

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