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「トタン屋根が古くなってきたからそろそろメンテナンスしたい」「トタン屋根の張り替えを検討しているが、どの屋根材に張り替えたら良いのかわからない」と悩んでいませんか?
屋根は家の根幹をなす部分なので、古くなると心配ですよね。
トタン屋根は他の屋根材と比べて耐久性が低く、より短いスパンでの定期的なメンテナンスが必要となります。
そこで今回は、トタン屋根の基礎知識やトタン屋根の張り替え方法、その費用相場についてわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、適切なメンテナンスのタイミングや方法を把握できるので、この先もあなたの家を長く守ることができますよ。
Contents
トタン屋根とは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した「トタン板」を使った屋根材のこと。トタン屋根は、住宅だけでなく工場や倉庫などの大きな建物にも採用されていることが多く、街中でも古くなったトタン屋根を目にする機会が多いでしょう。
トタン屋根には、以下の3種類があります。
1.波板トタン屋根
2.瓦棒葺きトタン屋根
3.折板トタン屋根
1つめの「波板トタン屋根」とは、トタン板を波板状に加工して作られた屋根材のことです。波板状に加工することで強度を保っているため、一般の住宅や工場でも多く採用されています。
2つめの「瓦棒葺きトタン屋根」とは、屋根の傾斜が下がる方向に桟を設置して、その桟にひっかけるようにしてトタン板を敷いた屋根のこと。一寸勾配の緩やかな屋根でも施工できるのが大きな特徴です。
3つめの「折板トタン屋根」とは、トタン板を台形型にカーブさせて加工した屋根材のこと。屋根材をカーブさせることでより強度を高めている上、緩やかな勾配屋根で使用しても問題ありません。
トタン屋根の耐用年数は「10年〜20年」と言われています。なお、立地やメンテナンス頻度によって耐用年数が縮まることも十分に考えられるので、あくまでも目安として認識しておきましょう。
ちなみに、他の屋根材の耐用年数と比較した表がこちらです。
屋根材 | 耐用年数 |
トタン | 10年〜20年 |
瓦屋根 | 30年〜100年 |
スレート | 20年〜30年 |
ガルバリウム鋼板 | 20年〜30年 |
トタン屋根のメリットは、次の3つです。
1.価格が安い
2.軽量
3.緩い勾配屋根でも施工可能
では、順に見ていきましょう。
トタン屋根は、他の屋根材と比べて安価であることが特徴です。以下は、他の屋根材の価格と比べた表となります。
屋根材 | 価格(材工含む) |
トタン | 5,000円〜6,000円/㎡ |
ガルバリウム鋼板 | 6,000円〜9,000円/㎡ |
化粧スレート | 4,500円〜8,000円/㎡ |
粘土瓦 | 9,000円〜12,000円/㎡ |
屋根材の価格が安ければ安いほど、メンテナンスにかかるトータルコストを抑えることができます。耐久性よりも費用を抑えたメンテナンスを重視する方には嬉しいメリットと言えるでしょう。
トタン屋根は薄い鉄板を加工して作られているので、比較的「軽量」です。軽量であることは建物への負担が少なく、耐震性の向上が期待できます。
ちなみにトタン屋根の重量は、屋根瓦における重量の「10分の1」と言われています。新築時からトタン屋根を採用している建物は、重量のある屋根材に張り替えると耐震性が低下する恐れがあるので、張り替えの際は軽量の屋根材を採用しましょう。
トタン屋根は、一寸勾配の緩やかな屋根でも施工可能です。平屋と呼ばれている、いわゆる「陸屋根」でも問題ありません。
トタン屋根のデメリットは、以下3つです。
1.錆が発生しやすい
2.2階が暑くなりやすい
3.雨音が気になる
ひとつずつ簡単に見ていきましょう。
トタン屋根の表面にコーティングされた亜鉛が剥がれると、素材である鉄板が剥き出しとなり、雨にふれると錆が発生しやすくなります。錆の発生が進行すると、屋根材に穴が空く恐れもあるので、定期的な塗装によるメンテナンスをしなければなりません。
なお、一度発生した錆は拡散される傾向があるので、メンテナンスせずに放置するのは厳禁です。
トタン屋根を採用している建物は、屋根の直下にある2階部分が暑くなりやすいので要注意です。2階部分が暑くなる理由は、鉄板の熱伝導率の高さが要因としてあげられます。トタン屋根の表面温度が室内に伝わることで夏場の2階部分は暑くなりやすく、冷房効率も悪くなるでしょう。
暑さを抑えるためには、屋根材に断熱材を設置したり、屋根に遮熱塗料を塗ったりする対策が効果的です。
トタン屋根は薄い鉄板を加工して作られた屋根材であるため、断熱性のみならず防音性にも欠けています。屋根の直下にある部屋では雨音が響いたり、カラスの足音が気になったりする点がデメリットとしてあげられるでしょう。
どうしても音の響きが気になる場合は、屋根材の下に「遮音シート」を設置すると効果的です。
トタン屋根を張り替える適切なタイミングは、トタン屋根の耐用年数を迎えるタイミングとなります。しかし、これから紹介する症状が見られた場合は、耐用年数にかかわらず早急に張り替える必要があります。
ここでは、張り替えが必要な2つの症状について具体的に解説するので、あらかじめチェックしておきましょう。
トタン屋根に重度の錆が発生している場合は、屋根の張り替えが不可欠となります。錆は「もらい錆」によって拡散されてしまうので、早急に対処しなければなりません。
もし軽微な錆の場合は、錆の進行が早まる前に処置することが重要です。処置の方法は、ケレン作業で錆を除去し、錆止めを塗布すれば問題ありません。
錆の進行によって屋根に穴が空いたり、外からの衝撃で屋根材が破損したりしている場合は張り替えが必須となります。屋根の穴や破損を放置すると、室内への雨漏りが発生し、最悪の場合はシロアリによる被害や漏電事故を招くことも。
被害を最小限に抑えるためにも、屋根の穴や破損を発見したら早急に対処しましょう。
トタン屋根の張り替え方法には、次の2通りがあります。
1.葺き替え
2.カバー工法
それぞれの特徴を見ていきましょう。
葺き替えとは既存の屋根を撤去して、屋根の下地材を交換・補修した上で新しい屋根材に交換する工法のことを指します。特に、屋根の下地が傷んでいる場合は「葺き替え」が必須です。
葺き替えの場合は、屋根の撤去費用や屋根下地の交換、新しい屋根材の交換が必要となり、工期も長くなるのでトータルコストも高くなります。なお、葺き替えであれば屋根の下地まで状態をチェックできるので、万が一室内への雨漏りが発生していた場合でもトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
カバー工法とは既存の屋根をそのまま残し、上から防水シート、新しい屋根材の順で被せる工法のことを言います。カバー工法は既存の屋根を撤去する手間がかからないので、葺き替えと比べてトータルコストを抑えることができます。
ただし、屋根が二重になることで建物の耐震性が低下するほか、既存屋根の下地から雨漏りが発生していても気付けないという点には注意しなければなりません。
予算の都合だけで張り替え方法を選んでしまうと、後々の修理費用がかさむ結果となるリスクもあるので、施工業者の判断をもとに慎重に検討しましょう。
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トタン屋根を張り替えるなら、「ガルバリウム鋼板」への張り替えがおすすめです。ガルバリウム鋼板とは、鉄板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキしたものを指し、トタン屋根と比べて耐用年数が長いという特徴があります。
そのほか、ガルバリウムの特徴は次のとおりです。
・軽量
・錆びづらい(トタン屋根と比べて)
・耐久性に優れている
トタン屋根の耐用年数は10年〜20年であるのに対して、ガルバリウム鋼板の耐用年数は20年〜30年といわれています。ガルバリウム鋼板の材料費はトタン屋根よりも多少割高になるものの、耐久性の高さを考えると、ガルバリウム鋼板に張り替えたほうがトータルコストは抑えられるでしょう。
ここでは、トタン屋根を張り替える費用について解説します。なお、張り替えの費用は既存屋根の劣化状態や立地によって変動するので、あくまでも目安として覚えておきましょう。
張り替え方法 | 費用目安 |
葺き替え | 110万円〜200万円 |
カバー工法 | 100万円前後 |
ちなみに、屋根の張り替えは足場組んで行うので、外壁塗装や太陽光発電パネルの設置、2階部分のシャッターの取り付けなど、足場がないとできない工事を同時に行うと良いでしょう。
トタン屋根を張り替える際、「どの業者に依頼するのか」も重要なポイントです。万が一業者選びに失敗してしまうと、高額な修理費用を請求されるほか、修理後にトラブルが発生することも少なくありません。
業者選びで後悔しないためにも、「業者選びのポイント」をしっかり押さえておきましょう。今回紹介するポイントは、以下の2つです。
・見積書の内容
・アフターフォローの有無
それぞれを簡単に見ていきましょう。
修理に関する見積書は、細かい項目まで目を通す必要があります。たとえば、「項目ごとに費用が記載されているか」「費用総額は相場と比べて妥当かどうか」といった点に注意しなけれなりません。
適正な見積書であるか判断するためには「相見積もり」が効果的です。相見積もりを取れば、各業者の見積書の妥当性を見極められるほか、修理相場も把握することが可能です。
修理後の万が一のトラブルに備えて、「アフターフォローの有無」をチェックしましょう。もしアフターフォローに対応していない業者に依頼してしまうと、修理後のトラブルに対して適切な対応を受けることができません。
最悪の場合は他の業者に依頼する羽目となり、費用が二重となります。よって、アフターフォローの有無のほか保証期間、フォロー内容も聞いておきましょう。
今回は「トタン屋根の張り替え方法」や「費用の相場」について解説しました。トタン屋根は、他の屋根材と比べて耐用年数が短く、定期的なメンテナンスを要します。また重度の錆が発生したり、屋根材に穴が空いたりすると張り替えが必須となります。
張り替えは、既存の屋根材の状態や予算を踏まえて「葺き替え」か「カバー工法」を選択しましょう。張り替える屋根材に関しては、耐用年数の長い「ガルバリウム鋼板」がおすすめです。
一方、トタン屋根の張り替えを依頼するなら、トラブルを避けるためにも「業者選び」を慎重に行わなければなりません。屋根修理の匠なら、各都道府県の優良屋根修理業者を探すことができるので「信頼できる業者に依頼したい」「メンテナンスの方法を相談したい」という方はぜひ活用してみてください。
「どの屋根修理の匠を選べば良いかわからない…」という方に、お住まいの都道府県や屋根に対してのお悩み・ご要望などからピッタリの職人をご案内します。
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