絶対に屋根修理を依頼してはいけない業者とは?悪徳業者にご注意を!

屋根修理を検討した場合、次に来るのは屋根修理業者を探すという作業です。
「知り合いに屋根工事業者がいる」という方であれば問題はありませんが、そういう方はあまり多くはないと思います。
基本的には複数業者から相見積もりをとり、その中から良さそうな業者を選ぶのが鉄則ですが、その中でも「絶対に屋根修理を依頼してはいけない業者」が存在します。

 訪問業者・営業業者

まず最初に注意すべき業者は、「突然、訪問営業にやってくる業者」「営業を行う業者」です。
これは、CMなどで名前を見たことがあるような大手メーカーも同様です。
ある日突然、スーツを着た営業マンが自宅にやって来て、「外から屋根を拝見させて頂いたのですが、このままだと雨漏りしますよ!」と、不安を煽るような事を言ってきたという経験はありませんか?

訪問業者・営業業者のほとんどが、屋根修理工事の価格相場の2〜3倍を請求してきます。
ひどい業者では、相場の5倍もの見積もりを出してきたという事例すらあります。

これは、屋根修理の匠を通して葺き替えを依頼された方の、実際の経験談です。
100平米の屋根工事であれば相場はおよそ100万円程度ですが、ある方は350万円と言われたそうで、いくら屋根について詳しくないといっても「さすがに高すぎる」と不審に思ったそうです。

屋根修理の匠への問い合わせも、数日に一件は価格に対する相談です。
「訪問業者に○○万円って言われたんですけど、葺き替えって本当にそんなにかかるんですか?」
こういった相談が必ず月に数件は寄せられているのです。

なぜ訪問業者、営業業者はこんなにも工事金額が高いのでしょう?

大手メーカーを含む訪問業者・営業業者は、仕事を受注すれば下請けの屋根工事業者に仕事を流し、自社は中間マージンを取るだけなのです。
100万円で受注すれば、その内3〜5割を中間マージンとして搾取し、後は下請け業者に丸投げです。
工事に必要な費用が全然足りていなくても、困るのは下請け業者のみで、元請けである訪問業者・営業業者は現場がどうなろうと知らぬ顔を決め込むだけです。
つまり、少しでも多くの中間マージンを搾取したいために、元々の受注金額を高額に設定するのです。

さらに問題は、実際に訪問販売にやって来る営業マンは、仕事を受注すればインセンティブ(歩合)を受け取ることができます。
例えば100%歩合制の訪問業者であれば、1件受注すればその工事金額の内、3〜4割を営業マンが受け取る事になります。

という事は、例えば150万円の葺き替え工事を訪問業者で契約してしまった場合、50万円は訪問業者、50万円が営業マン、実際に工事に充てられる費用は下請け業者に渡される50万円のみとなります。
本来であれば150万円必要な工事を50万円でできる訳がありませんよね。

逆に考えれば、150万円分の適正な工事をしてもらおうと思えば、150万円は訪問業者、150万円が営業マン、実際に工事を行う下請け業者に150万円、つまり450万円というあり得ない金額になるのです。

「突然、訪問営業にやってくる業者」「営業を行う業者」は相場より高いと覚えておいていただいて間違いありません。
職人直営店に直接工事を依頼すれば、相場が100万円なら100万円でしっかりした屋根修理工事を行なってくれます。
訪問業者・営業業者には絶対に依頼してはいけません

 無料を売りにする屋根修理業者

近年、インターネットでも「無料で屋根修理ができます!」という怪しい謳い文句をよく見かけます。
この「無料で屋根修理」の仕組みですが、要は家主が加入している火災保険の「風災」の条項を利用して、保険を使って屋根工事をしようというものになります。

しかし、このような「無料で屋根修理」を謳う業者に依頼すると、あり得ない程高い手数料を請求されてしまいます
表向きは「手数料無料」と謳っていますが、実際には工事金額にしっかりと上乗せされており、下りた保険金の4割近くを持っていくのです。

工事に充てるべき保険金の4割近くを手数料として搾取するので、実際に工事に充てることができる金額は保険金の半分程になってしまいます。
そうなるとまともな工事ができないので、そもそもの保険会社への請求を水増しする(高額な足場代などを見積もりに記載し、実際には足場を使わず工事する等)といった詐欺まがいな事を行う業者も存在します。
ひどい例では、調査と称して屋根に登り、わざと屋根を破損させてその箇所を風災による被害として保険会社に申請するといった不埒な輩までいます。

もちろん家主さん自身は与り知らない事ですが、それでも家主さん自身まで保険金詐欺で逮捕される可能性があるのです。

優良な屋根修理業者、もちろん屋根修理の匠に登録している職人も、火災保険についてアドバイスこそしても、最初から「火災保険を使って無料で…」といった提案は絶対に口にしません。
そもそも、保険が下りるかどうかを決めるのは最終的には保険会社であり、屋根修理業者が「必ず下ります!」「絶対に無料でできます!」と断言できる理由など無いのです。

「無料を売りにする屋根修理業者」には絶対に関わらないようにしてください

 その他の屋根修理を依頼しない方が良い業者

上記の業者には絶対に屋根修理を依頼してはいけません。
上記以外にも、工務店・リフォーム専門店・建築会社・ホームセンターも、「絶対に」とまでは言えませんが、依頼しない方が良いです。

挙げた4つの業態も、自社で屋根工事、葺き替え工事を行う事はなく、下請け業者や協力業者に仕事を依頼します。
訪問業者・営業業者ほどではないにしろ、やはり中間マージンが発生してしまいます

ホームセンターで2〜3割、工務店・リフォーム専門店・建築会社では3〜5割程度が中間マージンとして工事費用から抜かれてしまいます。

 屋根修理工事はどこに依頼すれば良いの?

では、屋根修理工事はどこに依頼すれば良いのでしょう?
答えはもうお分かりかと思いますが、屋根工事の職人直営店に直接依頼するのが何よりも得策です。

そして、複数の職人直営店から相見積もりをとり、比較検討してください
屋根修理の匠でも、複数の業者から相見積もりをとる事が可能です。

複数の業者を比較検討するのは面倒かもしれませんが、屋根修理工事は決して安くはありません。
ご自身の目と耳で信頼できる業者を探し出しましょう。

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